EURO2024の所感
あまり周りに話せる人や機会がないので、今回はドイツで行われているEURO2024のことについて書こうと思います。もう何時間か後にはセミファイナルが始まるタイミングですが、これまでのゲームの振り返りだったり、思ったことを書きます。
ベスト4はスペイン・フランス・オランダ・イングランド。ヨーロッパの中でもいわゆる強豪国が順調に勝ち残ってきています。ゲームとしてのクオリティや展開の良し悪し、パフォーマンスはそれぞれ色んな人たちから賛否両論出ていますが、結果としては意外感は少ないかもしれません。
ちょっともしかしたらと思ったのはオーストリアとスイスでしたが、運と勝負勘、経験値の差で勝ち残ることはできませんでした。今後、こうした国々がコンスタントに勝ち残っていくと、少しヨーロッパサッカーの見方が変わってくるかもしれません。
今回はこれまでの大会よりも比較的試合をちゃんと見ています。さすがに全試合というわけにはいきませんが、グループリーグも半分くらいはチェックできましたし、ROUND16以降は、だいたい試合チェックできています。それは、スマホなりPCから、オンデマンドで色んな場所で見れることが大きな要因かと思います。技術の進化による恩恵は大きいですね。
さて、各試合の戦評などは、YouTubeなどでもの凄く多く出ているので、ここでは、ちょっと自分なりの見方によるポイントをあげておきます。
ナショナルアンセムが熱い
試合前に各国国歌が流れるのは、これまでの国際試合やW杯でもずっとあるかと思いますが、今回のEUROは結構印象的でした。それは、カメラワークの進化?もあって、それぞれの選手・監督の表情、観客の雰囲気の撮り方が秀逸なのが大きいかと思ってます。そして、国によって結構多様なことが改めてわかったのも興味深かったです。選手も大半はちゃんと歌っているし、逆にデ・ブライネ(ベルギー)とか全然歌わへんし(笑)、そして曲が終わった後の気合いの入り方などもバラエティに富んでて面白いなと思いました(イタリアのスパレッティ監督が国歌終わった後に、超気合い入っていたのが印象的でした)
監督の戦術とか雰囲気
選手はもちろんですが、監督の個性も結構如実に現れていたと思います。スイスのムラト・ヤキン監督はいかにも戦術家みたいな雰囲気で、実際にゲームの組み立て方も秀逸だったと思うので、今回のダークホースとしてそれなりの戦績(ベスト8)を収めたのも納得です。ドイツのナーゲルスマン監督も、スランプ気味だったドイツ代表を再建し、グループリーグを見る限り優勝に一番近いと思ったりもしました(ある意味事実上のファイナルと呼び声の高いスペイン戦で負けてしまいましたが)。色んなところで揶揄され続けているイングランドのサウスゲイト監督も、得点力の低さやスター選手を活かしきれてないという点では揶揄されても仕方ないと思いつつも、何かスルスルとセミファイナルまで生き残ってしまう、ある意味生命力の強さがある点で印象に残ります。
イケメン選手ピックアップ
イケメンの定義は人により千差万別で、女性から見たイケメン、男性から見たイケメンはウサギとカメくらい違いがありますが、個人的イケメンを何人かピックアップしてみます。
⚫︎ワウト・ファース(ベルギー)
ベルギーのDFで、イングランド2部のレスターに所属。まだそこまで覚醒した選手ではないかもしれませんが、結構ディフェンスの才覚、タフさは高いと感じました。雰囲気はちょっとアイマール要素も入っている気がして、クールな印象もあります。
⚫︎フィルジル・ファン・ダイク(オランダ)
オランダのDFで、イングランドプレミアリーグのリバプール所属。オランダの大黒柱で、チームとしての一体感を醸成させる雰囲気があります。誰かが言ってましたが、彼はオランダの寮母みたいと。確かに、エプロンしてしゃもじを持ってる姿が似合うかも(笑)。
⚫︎アントワーヌ・グリーズマン(フランス)
フランスのMFで、ラリーガのアトレティコ・マドリー所属。一時期はピンクヘアーだった時期もあるグリーズマンももはやベテランの粋。ちょっと今大会はいまいちなパフォーマンスですが、熟成された野生の魅力を醸し出す感じで色気ムンムン。
⚫︎フローリアン・ヴィルツ(ドイツ)
ドイツのMFで、ブンデスリーガのレバークーゼン所属。スペイン戦で起死回生の同点弾も決めた若き精鋭。ドイツ人っぽいようなドイツ人っぽくないような不思議な雰囲気ですが、ヤンチャさとクールさがかけあわさっている印象が好感触です。
⚫︎ジョアン・フェリックス(ポルトガル)
ポルトガルのFWで、ラリーガのバルセロナ所属。フランス戦でPKを外してしまいセミファイナルを逃してしまいましたが、まだ若い彼には期待感の方を強く感じます。ロナウド・ペペなどがいなくなった後のポルトガルの躍進力を彼に託したい気持ちでいっぱいです。
というわけで、自分なりのEUROを楽しんでいる感じです。そんなEUROもあと準決と決勝を残すのみ。優勝予想はいまさらしても4分の1なので、特に挙げませんが、印象に残るゲーム、今後の各国リーグ戦をより楽しめるような展開につながるゲームになることを期待します!