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【社長室室長 むーさん】‐後編‐‟私の生き方と働き方”

▶ここからは、仕事以外のむーさんを教えてください。
幼少期はどんな子供でしたか?

めちゃくちゃ引っ込み思案で、恥ずかしがり屋でした。
幼稚園の時は、ずっとお父さんの背中にくっついてる
かわいい子でしたよ(笑)。
2人姉妹の妹でお姉ちゃん子でした。
小学校でも、人前に出るタイプではなかったですね。
習い事は、ピアノとプールを習ってたんですが、
ピアノは先生が怖くて毎週泣いてました(笑)
でも、
プールは同世代やクラスの子がみんな通っていて、
学校終わりに皆でバスに乗って向かうんですが、
道中お菓子を食べながら友達とずっと一緒に居られて、楽しい時間でした。

その時からやっぱり、
周りの人となにかするのが好きだったのかもしれませんね。

▶むーさんの生き方に影響を与えてくれた人はいますか?
 どんなふうに?

専門学校の時の友達と、満村さんですね。
専門学校の友達は、IT学科の同級生だったんですけど、
今はアパレル業界にいます。

彼女はとにかく、負けず嫌いなんです。
やるといったら、すぐに絶対やる!」そんな行動力と根性を
持ち合わせた、鉄砲玉のような子です。
その部分は満村さんと似ているなと思います(笑)
寝る間も惜しんで仕事して、
オリジナルブランドを立ち上げるという夢を実現させたんです!

専門学校卒業後、その友達は東京で就職し、
新卒でエンジニアとして入社しました。知人もいない、助けてくれる人も
いない、相当なブラック企業で働く中、上司に異常にきつく当たられながらも「絶対見返してやる!」と物凄く頑張って、それなりのポジションになると、会社を辞めました。
そこから、”アパレル”という自身の夢を叶えるべく、
英語もできないのにワーキングホリデーでアメリカに行って、
古着の買い付けをしながら、エンジニアとして飛び込みで
アルバイトをしながらお金を稼いでいたそうです。

古着の買い付けが軌道に乗っていたある日、
とある大手アパレルブランドから「オリジナルブランドを
立ち上げませんか?」と声がかかったんです。
そしてなんと、ラフォーレ原宿に店舗を出店したんです。
(ラフォーレ原宿は原宿系の聖地、若かりし私の憧れの場所!)

…もう、めっちゃすごくないですか!!!!???

その時私は、
この子がこんなに頑張ってるのに、私は何をやってるんやろう?
学生までは一緒やったのに…!
」とすごく自分が恥ずかしくなりました。
友達のショップができて、もちろん会いに行ったけど、
物凄く負い目を感じました。

自分の人生変えよう!」
そう思えたのは、その友達がきっかけです。

そして、チャンスをくれて「変えてくれた」のは満村さんでした。

▶これまでの人生で後悔していることはありますか?

新卒で入社した会社を半年で辞めたことです。
休みの日に通知は来るし、仕事以外の時間、土日は絶対勉強
(サービス業界だったので他社サービスの研究)しないといけない。
サービスのログイン記録も全部見られてるので、
休日でもログインしていないと「昨日ログインしてないよね」と
言われるしで、それがすごくしんどかったんです。
正直そのサービス界隈には興味がなかったし。
なんで興味もないのにこんなに時間を割かないとあかんねん、
とどんどん嫌になってきて…

でも今振り返ると、新卒で入ってる訳だから勉強するのは当たり前だし、
やり続けるとしんどくなかったかもしれない。」と思うんです。

そう思えるのは、ノベルワークスに入って、
最初はしんどかったけど、
踏ん張って続けてみたら「楽しい・面白い」に出会えたから。
もう少し頑張ったら「やりがい」を見つけて、
見える世界がだんだん変わってきたから。

だから新卒の時、やり続ける手前で辞めてしまい
「楽しい」にたどり着けなかったことを後悔しています。
もったいなかったなと。

そんな私だからこそ、
入社3か月目の新卒の人で辞める人が多い今の時期、
皆に「もうちょっと頑張ってみて!”石の上にも三年”てホンマやから」
って言ってあげたいです。(笑)


▶むーさんは今結婚されていますが、
 仕事とのバランスはどうとっていますか?

私は、24・25歳の時に税理士事務でパート勤めしていたころ、
結婚しました。その後、ノベルに入社して帰宅が遅くなることが
多くなりましたが、旦那は応援してくれました。
頑張りたいことがあるなら、家のことはせんでもええから頑張り
って言ってくれて、「いい旦那やな」と思ってます。

私は新卒で入社した会社で一度メンタルアウトして辞めていたので、
地元を出て大阪に働きに出て大丈夫か?と親はすごく心配してたんですが、いざ働きだすと、仕事が大変な時は家にご飯作りに来てくれて、
たくさんサポートしてくれました。本当に感謝しています。

今の日本って核家族化が進んでいるんですけど、
私は色んな人に支え応援してもらえるのを実感します。
なかなかここまで周りに支えてもらえる環境って珍しいと思うので、
他の共働きしている方とか、子育てしながらお仕事されている方は
尊敬でしかないです。

▶これまでも仕事と家庭を両立させてきたむーさんですが、
今後、出産や育児について考えていることはありますか?

もちろん妊娠・出産はしたいと思っています。
でもそれを理由に、仕事を諦めたくはありません。
もし妊娠しても働き続けられるように、
私の場合、現場を卒業して管理職を目指そう!と思っています。
今のうちに環境を整えておこうという魂胆です。(笑)

働く時間は短くなるかもしれないけど、
何らかのカタチで社会とのつながりを持ち続けたいので、
私は育休すら取らないんじゃないかと思います。
子供をあやしながら、同時にメッセージを返してる、みたいな。(笑)
ノベルワークスって、自宅でも仕事が出来る環境が既に
用意されているので、実現できると思うんです。

最近よく感じるのが、
採用の面接をするとき、女性に対して「結婚・出産のご予定は?」と、
人員配置の関係上や、お仕事内容によってはやっぱり質問することが
多いんですが、それを言ってる自分がすごく嫌なんです。

なぜかって言うと
例えば、入社して一か月目の子に
「妊娠しちゃいました…すみません」て言われたら私はこう言います。

‟いやいや!すみませんじゃないよ!めっちゃめでたいやん!
例えばこういう形でまだまだ一緒に働けるから、これからもよろしくな!」

と、その人に合った働き続けられる環境や働き方や内容やポジションを用意していてあげたいと思っています。だって、自分もそれですごく悩んでるから。
妊娠を期に肩身の狭い思いはさせたくないですから。

社内ではホリホリさんが先陣を切って実践されています。
仕事しながら3人の子供を育てて、7年間働き続けています。
本当にすごくて尊敬していますし、
私にもできるかもしれないと思わされるんです。

今の日本社会では、かなり働きやすくなったものの、
まだまだ妊娠・出産・育児をする女性は働ける職種や労働時間も
限られてくるし、女性だけが負担するその状況を疑問に思います。

だから、私に子どもができたら「え!下村さん子供いてるんですか?」って言わせるくらいのパフォーマンスと環境を整えてやる!って、
実は今から闘争心を燃やしています。
「女性やから」とかネガティブなことは絶対言わせない!

僭越ながら、
そんなふうに女性が活躍できる社会のお手本になりたいなと思っています。


▶今目前の目標はなんですか?

満村さんと同じ目線で話ができるようになることです。

どれだけ右腕と言ってもらっても、
満村さんから見た私は従業員で、経営目線も持ってない。
でも、私は勝手ながら戦友だと思っています。
もちろん、満村さんの苦労は計り知れないし、
私なんか微々たることしか手伝えてこれてないけど、

でも、少なからずこのノベルワークスを
8年間一緒に作ってきたという自負はあるので。
だから、「私に背中を預けて欲しいな」と満村さんには思っています。
同志であり戦友として苦楽を共にしてきたからこそ、
上司と言えど、そんな仲間意識を私は持っています。

最近は、「よろしく!」と色々任せてくれてますが、
そう言いつつ横目で見守られている感じです(笑)
まだ背中を預けてもらえてないなと思ってます。

もっと満村さんと同じ目線で仕事してみたい。
満村さんが見てる世界ってどんな世界なんやろう?
そんな気持ちでいっぱいです。
それができて初めて背中を預けてくれるんやろな、と思います。

●筆者あとがき
後編は仕事以外のむーさんについてインタビューしました。
今回は書けませんでしたが、新人の頃の失敗談や、一緒に働くメンバーに
対しての想いなど、むーさんからはノベルワークスへの愛情が溢れていて、語りだしたら止まらない様子でした。

仕事あっての人生だからこそ、女性として妊娠・出産・育児期間中に仕事を切り離すこともしたくない!
ストレスフリーな女性の働き方を目指して、新しい取組や柔軟な労働形態などを取り入れ、挑戦・実験して、これからもノベルワークスを守っていく逞しい姿が目に浮かびました!

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