しっぽの方

女友達2人で一戸建て古民家に住んでみた。

しっぽの方

女友達2人で一戸建て古民家に住んでみた。

最近の記事

冷蔵庫の命日。

もやしやレタスなど、必ずしも切る必要がないものたちをたまたま入手した時は良かったが、そういえばこの家には包丁もまな板も存在していない。 しかしそれ以外の、鍋があったり、おたまやフライ返しなど調理器具は無いこともなかった。 とりあえず100均でいいのか悪いのか包丁とまな板を購入してみた。 まな板は何を基準に買ったら良いのか分からない。 ペラペラのやつでもいいかと初めは考えていたが、鍋に切ったものを入れたい時にペラペラでは困ると思い直した。セーフ 包丁に関してはさっぱり

    • お米の袋と草取り。

      そういえば昨日買った5キロの米だが、車から運んで玄関に置くと、なぜか米粒が玄関に散らばった。 どこかに穴が空いているのだろうか。 ぱっと見では分からない。 玄関から家の中に運ぼうともう一度持ってみると、やはりパラパラと米粒が落ちていく。 しかも結構な量が。 詳しく見てみると、袋が5センチほど裂けている。 持ち運ぶ際に車内のどこかで引っ掛けたのか見事に裂けていた。 テープで応急処置をして事なきを得た。 そして今日だ。 つまり入居日2日目。 7時過ぎに目を覚まし、

      • 入居日です!(後半)

        昼食を済ませると再び店内へ戻り、本格的な買い物である。 味噌は必ず必要だ。それに塩。 塩昆布にふりかけ。 ごま油。 (油は基本的に実家がオリーブオイルを使っていたので続けていこうと思っていたが、この間アーバンホールから個人情報と引き換えにもらったサラダ油があったのでそれから使ってく) タンパク質となる豆腐に卵。 野菜はもやしをゲット。 最安値の買い物をするのがベストだが、ストックのできない今の状況ではままならない。 近くのイオン系列店となっているスーパーにも足を運ん

        • 入居日です!(前半)

          いよいよ住み始める時がやってきた。 朝から車に荷物を運び込み、古民家へ出発した。 到着して荷物を家に移動させたり、買い物に行ったりしていたらあっという間に10時になった。 やっと電気が通るのだ。 ブレーカーのスイッチを入れて、まずは畳に掃除機をかけた。 バルサン後に掃除機をかけれずにいたので、畳の部屋をどうにもすることができずにいたストレスからやっと解放される、、。 トイレに行きたくなり、水道の蛇口から水が出ることを確認してトイレへ。 トイレの度に近くの公園へ行っ

        冷蔵庫の命日。

          家のもしも。

          住宅総合保険、多くは火災保険とも呼ばれている。 かくいう私の古民家もこの住宅総合保険へ加入しなければならない。 大家さんから入ってもらうように言われているのだ。 私がついこの間まで気まぐれでFP(ファイナンシャルプランナー)3級の勉強をしていたのが功を奏した。 きっと学んでいなければ何のことやらちんぷんかんぷんだっただろう。 別に今も完全に理解しているわけではないが。 契約会社の中でも1番安いプランに入ることとなっていた。 不動産屋さんから詳細説明を聞くと、以降私に

          家のもしも。

          体験すること

          元々住んでいた実家は築26年であった。 そこそこの年月は経っているものの、隙間風に悩まされることも、音が響くこともない普通の家であった。 そこからの古民家生活はきっと家の作りの違いに発見を見出すことが多いのではないかと思っている。 そして今回考えなければならないのは 害虫対策、である。 家の鍵をもらって1番始めにバルサンをしたが、それも友達の助言がなければその考えには至らなかったであろう。 一緒に住む予定の冨士さんは、実家が趣ある古民家で、私よりも数段害虫駆除のため

          体験すること

          掃除機

          掃除を進めながら、家具や家電を少しずつ運び込んでいく。 一緒に住む予定の友達である冨士さんが、以前より動いてくれており、その持ちうる人脈によってさまざまな物を手に入れていた。 炊飯器、洗濯機、掃除機、電気ケトル、調理器具、TV、などなど、 彼女の人脈は計り知れない。 冨士さんの家に置くには場所が取れない家電たちは私の家で一旦預かっている。 そして私の方はというと、ちょうど土地を買った友達が、その土地に立っている家の中の家具を処分したいということでいろいろともらってきた

          小さな先住民

          今後は庭の手入れもしていかなくてはならない。 私自身、今まであまり植物に触れる機会がなかったので何をして良いやらさっぱりである。 その筋に詳しい助っ人が庭の手入れを進めてくれている。ありがたい。 みるみると草が刈られて、ほんの一部だが玄関周りがちょっとした和食料亭の入口のような雰囲気になっている。 敷地内には木が何本か元々生えており、手入れしていくのは骨が折れそうだ。 大家さんに木を切ってはいけないか確認してみたが、どうやらそれはダメらしい。 大変だ。 死なない程

          小さな先住民

          ネット

          この古民家にはネット回線は通っていないのでどうやってネット環境を取り入れるか考えなければならない。 手っ取り早いのは工事をして回線を通すことであろう。 果たしてそこまでする必要はあるのか、 ホームルーターで何とかならないか、 スマホをデザリングして使えないか。 実際その地域に住んでいる不動産屋さん曰く、 ホームルーターはぶちぶち切れやすく使い勝手が悪いという。 工事をして回線を通し、その工事までの期間が長くなるようならホームルーターのレンタルorスマホのデザリングでつ

          お昼休憩。

          助っ人は無事に現れて、即座にトイレへと車を走らせた。 九死に一生を得ることができた。ふぅ疲れた。 家へと戻り、バルサンまみれな床を濡雑巾で拭いていく。 家財を運び込んで、もう疲れてきた。 蜘蛛の巣をティッシュでクルクルして取ったり、剥がれた壁を見つけたり、さすが古民家。 後から補修した全くサイズの合ってない板が、階段裏に打ち付けられている。 隙間が空いており、これは外に繋がっているのではないかという疑念が浮かぶ。 試しに外からその部分見てみると、 うん。 しっかり外

          風と焦り。

          先日バルサンをしてからの訪問になるので、まずは家中の換気を行う。 バルサンの説明書には、煙を吸わないように部屋の窓を開けて換気をするように指示が書いてある。 一部屋などならまだしも、一軒家となるとそこそこの広さ。 息を止めて、窓から窓へ。 新鮮な空気を肺に取り込むと、また新たな窓へと速足で向かう。 換気には少なくとも30分以上と書いてあったので、とりあえず40分ほど空気の入れ替えを行ってみる。 と言ってもバルサンをしてから丸2日経っている。 古民家は隙間も多いので勝

          バルサンサンバ〜オレ!

          内見をしてから約1ヶ月。 ようやく我らが家へ足を踏み入れる日がやって来た。 ちなみに現在の冨士さんはというと、病院でリハビリしながら入院を継続している。 明日に退院予定らしいので、契約内容などを後日確認しようと約束した。 冨士さんと一緒に来れなかったのは残念である。 彼女が戻ってくるまでに下準備を終えておきたい。 昨日買っておいたバルサンや、実家から持って来た脚立を持って家の玄関へ行った。 ! 玄関の鍵を開けている時にふと気付いた。 こんなところにインターホンがある

          バルサンサンバ〜オレ!

          家を持つ

          いよいよ本契約の日がやって来た。 ここまでの道のりは長かった。 思えば2人で住もうと言い出したのが去年のことだ。 年明けから部屋を本格的に探し始めた。 どうやって部屋を探すものなのかも分からなかった。 とりあえずネットで公開されている家を片っ端から見てみる。 良さそうなところをピックアップし、検討後に内見を申し込んだ。 数箇所の不動産屋さんに良い家はないかと相談もした。 けれどなんだか今一歩な家しか見つからない。 契約まで進んで良いのではないかと思われた家もあったが

          イレギュラー多し

          前回の続きといこう。 なんだったか。 そうだ、正しい住所が分かり、再度水道課に連絡をしたところであった。 住所は存在しており、手続きは可能とのことだったので一安心。 しかし、また問題が出てきた。 「同じ住所で登録が2件あります」 ん? 同じ住所に家が2件立っているってことなのだろうか。 そう思うと、私の実家も同じ住所で家が2件立っているし、昔は特にそういう家は多いのかもしれない。 実際にその家の内見には行ったが、周りに何があったとか、どういう向きで立っているだとか

          イレギュラー多し

          『こちらの住所はございません』

          こんなことあるだろうか。 いや、なかなか出会わない(反語) 今日は6月から入居する新しい家のインフラを整えるべく関係各所へ連絡を入れなければならない。 予め不動産屋さんからもらっていたインフラ連絡リストへ順番に電話をしていく。 まずは水道課からだ。 私は家を借りるのが初めてなのでどんなやり取りが行われるのか楽しみにしていた。 比較的すぐに電話は繋がった。 女性の方が対応をしてくれている。 私は事前に不動産屋さんから聞いていた家の住所を伝えると、相手は少し待っていてほ

          『こちらの住所はございません』

          わたしが契約者!?

          この度、なんなかんやあって古民家に女友達2人でルームシェアをすることになった。 契約者となる人物は当然にして安定した職に就いているのが望ましい。 当の私はというと、フラフラとした人生の真っ最中であり、生計を維持できるほど働いているとはいえない身の上だった。 そこで冨士さんに白羽の矢が立った。 彼女こそ契約者に相応しい技量を備えている。 そして例の踏み外し事件が起こったのだ。 結局、入居前に怪我で入院した相方に代わり、私が一戸建ての持ち主となるべく契約へ向かった。

          わたしが契約者!?