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英語を浴び続けた結果、新たな世界を知り、日本と外国との違いに直面する

ギターでFコードが押さえられず断念した一人だが、ネイティブとの英会話でまずウへっ!となるのは、早口で聞き取れないこと。

相手が早口だから聞き取れないと思っていたけど、実際は英語に慣れていないから意味のある言葉として脳がキャッチできていない状態なのだと思う。
ひたすら目の前でお経を唱えられているような感覚。

次にウへっ!!となるのは、自分のこと、自分の考えを話さなければならないこと。
趣味、好きな食べ物、好きではない食べ物、好きな色、好きではない色、家族、ペット、週末の過ごし方、昨夜の過ごし方、etc
知っている単語を無造作に並べてなんとか絞り出せた!と喜ぶのも束の間、why?攻めにあう。
質問にやっとのこと答えるとwhy?
えっと、、答えると why? why? why?

なぜそれを好きなのか、なぜ好きではないのか、なぜそう思うのか、この問題に対してどう考えるか、

日本人社会ではプライベート情報を積極的にオープンにする習慣はないし、自分の趣味嗜好に対してwhyといちいち考える習慣がない。
なんとなく好き。なんとなくいいと思う。なんとなく嫌だ。
身の回り以外のことに対してもそう。
今世界で起きている問題に対してどう思うか、どんなアイデアを持っているか。
身近で起きている出来事には興味関心を示すけど、遠く離れた場所で起きている出来事に日々興味関心を持ち、自分なりの考えを持ちながら生活している日本人がどれ程いるだろうか。

違う相手を尊重し、必要以上に干渉しない。

外国人ははっきりしている。好きか嫌いか。好きの理由は〇〇、嫌いの理由は〇〇。〇〇に対して私は〇〇という意見を持っている。

これだけだと周囲に対して冷たそうなイメージだけど、そうではない。
先述したように、why?と他者に対しても知りたがる。自分はこういう人間だとオープンにした上で、他者のことを知りたがる。深掘り、深掘り。そしてそこには必ず異なる嗜好や意見が存在する。違って当たり前。
違いを認めた上で違いを楽しむ。面白いね!クールだね!自分にはないアイデアだね!
どっちがいいとか悪いとかではなく、どちらかに揃えましょうというのでもなく、違う理由を明らかにして、ハイ終わり。あとはそれぞれ自分の信念に基づいての行動を続けていくだけ。

同質性を求め、異質性を排除しようとする息苦しいこの世界で生きるのが当たり前になっていた私には衝撃的。
当たり前は当たり前ではない世界がある。
今までなんと狭い世界で生きていたのか・・・!と気付かされる。

そこには信念がある。大小様々のその人なりの信念に基づいて行動を選択している。誰かに言われたから、親に言われたから、みんなやってるからとかではない。
その点、流されやすい日本人に足りないものは自分なりの信念かもしれない。

?????お経リスニングから3ヶ月で英語を聞き取れるまでの驚きの変化

英語スクールに通い始めた数日は、もう帰りたい、辛い、となった。
漫画で描くと頭の周りに?????とハテナマーク連打の光景だ
何を話しているのかさっぱりわからない&自分のことをこれでもかとオープンにしていく過酷体験。

始めて3ヶ月経過した頃、電車内で自分の身体の変化に驚いた。
英語の車内アナウンスがスーッと耳に入ってくるのだ。
はっきりとわかる。もちろん単語の意味がわからない場合はあるけど、全体の流れ、何系の話をしているのか、わかっちゃうのだ。面白い!

今までは雑音と一緒で、音が流れてる、必要ない情報と脳が判断して、頭には入ってこない。
でも、こんなにもクリアに英語が頭の中に入ってくる。気にしていなかっただけで、日本の中でもこんなにも日常的に英語は溢れている。特に電車、駅、役所などの公共の場には数種類の外国語表示が見受けられる。面白い。

同じ風景も急に華やかになる。
今まで気付いていなかっただけで、外国は身近な存在だ。

リスニングは英語浴びる量と比例して確実に成果が現れる。
スピーキングはやっぱり一番難しい。コツはとにかく慣れるしかない。何でもいいから英語を使って話す。数をこなすしかないのだと思う。

そんなこんなで週の半分以上英語を使っていると、日本語でいい場面でも自ずと英語が出てきてしまう。脳がそうなっていて、日本語よりも先に英語が出てきてしまう。そのくらい英語環境に親しめると楽しい。と、好奇心は次の段階へ。

本場で英語を使って現地人とコミュニケーションを取ってみたい!

一度頓挫していた海外旅行、行くぞ!!

英語スクールの春休みに、初海外ひとりハワイ旅を計画した。
ハワイにした理由は、アメリカ人講師と話していてアメリカの文化に興味を持ったので自分の目で見てみたいこと、現時点でアメリカ英語が一番わかりやすいこと、本土よりもゆったりしていること、日本人と馴染み深いことなど。

すべて自分で手配したので計画している期間は毎日楽しかったし、ハワイでは緊張と困難の連続だったけど楽しいこともたくさんあって、密度の濃い最高の5日間を過ごせた。
この経験が自分の自信にもなるし、帰国後はますます英語習得へのモチベーションが高まった。


次回からいよいよハワイひとり旅の話


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