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病いと癒しの物語

☆photopos-3502  2024.4.10

病いになるのも
癒やされるのも
それには理由がある

病いとは
生きて学ぶための
困難な物語である

いかに生きるか
わたしには
わたしの物語があるが

その物語が
世間の声で
そして
わたしの内にある
世間の声で
書き換えられようとするとき

それが
気となって
身心の病いを生む

病いを
癒やすためには

その気から解放され
じぶんの物語を
取りもどさなければならないが

わたしたちは
困難な迷路をあえて歩み
病いとなり
癒やされもし
やがて死を迎える

メメント・モリ
だが
それで生は完結しない

完結しない物語の迷路を
繰り返し歩みながら
わたしの物語は紡がれてゆく

*愛媛県久万高原町・古岩屋にて

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