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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2022年6月の記事一覧

山内 志朗『感じるスコラ哲学』/『天使の記号学』

☆mediopos2782  2022.6.30 わたしが わたしとして 生きているということは 感じることから…

KAZE
1年前
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エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図 』/『第三次世界大戦はもう…

☆mediopos2781  2022.6.29 ウクライナ戦争について 現在理解してることにいちばん近い内容…

KAZE
1年前
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ジョン・D. バロウ『無限の話』

☆mediopos2780  2022.6.28 無限の話には終わりがない 無限について考え始めると終わりがな…

KAZE
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C.S.ルイス『悪魔の手紙』

☆mediopos2779  2022.6.27 『ナルニア国物語』で知られるC.S.ルイスの 『悪魔の手紙』(19…

KAZE
1年前
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トーマス・レイネルセン・ベルグ『地図の進化史−人類はいかにして世界を描いてきたか…

☆mediopos2778  2022.6.26 地図を描くという視点は 地上を上から見るものであり 実際に見…

KAZE
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『MONKEY vol.27/特集 ラジオの時』(スイッチパブリッシング)

☆mediopos2777  2022.6.25 1938年10月30日にアメリカで放送された オーソン・ウェルズによ…

KAZE
1年前
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平尾 剛「スポーツのこれから」第14回「競争主義」と「勝利至上主義」 (「みんなのミシマガジン」)

☆mediopos2776  2022.6.24 「競争主義」と「勝利至上主義」は 同じ根から生えてくるものだが その果実が異なっている 「競争主義」の目的は 「勝つこと」ではなく 「全体の質を高めること」にある 「勝利至上主義」の目的は なにがなんでも「勝つこと」である 勝たなくては意味がない そうしたとらえ方は とくに理解しがたいものではないが むずかしいところがある 向上心を効果的に働かせるためには 競争が必要である場合が多い ニンジンが目の前にぶら下がっ

檜垣 立哉『バロックの哲学/反-理性の星座たち』/坂部 恵『モデルニテ・バロック』

☆mediopos2775  2022.6.23 「バロックの哲学」といえば 本書の最初の章で論じられているよ…

KAZE
1年前
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山田晶(水田英実 編)『中世哲学講義 第二巻: 昭和45年―49年度 』

☆mediopos2774  2022.6.22 アウグスティヌスやトマス・アクィナスの研究で知られる 山田晶…

KAZE
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沖田 瑞穂『すごい神話』

☆mediopos2773  2022.6.21 多くの神話や昔話に見られる 「見るなの禁」は 「境界」に関わ…

KAZE
1年前
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大山顕「撮るあなたを撮るわたしを」 (群像 2022年 07 月号) /藤井 貞和『物語論』

☆mediopos2772  2022.6.20 私は見ている自分を見る それは 単純な「私は」という一人称で…

KAZE
1年前
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ピエール・アド(合田正人訳・古田徹也解説)  『ウィトゲンシュタインと言語の限界』

☆mediopos2771  2022.6.19 本書『ウィトゲンシュタインと言語の限界』の著者 ピエール・ア…

KAZE
1年前
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八田 武志『左対右 きき手大研究』

☆mediopos2770  2022.6.18 左脳と右脳では 働きが異なっているという 左脳は意識脳で言語…

KAZE
1年前
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細川瑠璃「花粉から花序へ/「個」をめぐるロシア思想とノヴァーリス」  (『思想 2022.6 No.1178』)

☆mediopos2769  2022.6.17 mediopos2764(2022.6.12)の 細川瑠璃「新たなる中世」でとりあげた パーヴェル・フロレンスキイは ノヴァーリスから影響を受け その思想と共振しそれを展開させていた ノヴァーリスと二十世紀ロシア そして「個」をめぐる思想 前回と同じく細川瑠璃氏の 「花粉から花序へ」という 大変興味深い内容の小論である ノヴァーリスには 「花粉」という断章集があったが フロレンスキイには 「花序」(花の並び)という「