見出し画像

人はよく「ピンチはチャンス!」と言うが…

タイトルにあるように「ピンチはチャンス!」ってよく聞きますよね。
他にも「”絶望”の隣には”希望”が座っている」とか、なんとか。


こんな言葉、僕も過去に何回も言われたことがあります。

ただ、思春期のある時期は「は?なに言ってんの?」って軽蔑するくらいそんなこと言ったヤツを斜めに見てた時期も確かにあった。
まだまだ青かった…。💧
(その当時、素敵な名言を掛けてくれた方、本当にスイマセン🙇‍♂️)


「ピンチ」は本当にチャンスなのか?


でも指導する立場になり、この言葉の意味をよく考えてみたことがあった。
偶然にも「金曜ロードショー」でルパン三世を観ていたとき、ガツンと耳に残ったルパンのセリフがあった。


「面白くなってきたぜ」



「いやいや、めちゃめちゃピンチじゃん!」
ってテレビに突っ込んでた。笑
でも「何で面白くなってきたんだ?」ってふと考えてみた。

要は「ピンチ」って何なの?って話で。

だいたい「ピンチ」ってやつは、何かのせいで自分がめちゃめちゃ困った状況に立たされていたり、追い込まれていたりっていうことをさしているんだよね。


ここで、実際にピンチをチャンスに変えた話を書いてみようと思います。

受験生にバカ売れしたリンゴ

今から30年前の話。
この年に猛威を振るった巨大台風がリンゴの産地・青森を直撃した。
リンゴ農家が育てているリンゴの9割が落ちてしまった。
出荷前の時期だから当然、多くのりんご農家さんは絶望に瀕した。

そんな時、とある農家さんだけ違って、こう言ったそうだ。

「落ちなかったリンゴ」を『落ちないリンゴ』というネーミングで、
受験生に売ろう! 1個1000円で。

すると…受験生にバカ売れしたと言う話。

台風直撃で落ちたリンゴを売り物にならない…。と嘆くのか
同じ台風直撃でも「落ちなかったリンゴ」が売れる!と閃くのか

同じピンチでも「落ちたリンゴ」を見ず
「落ちなかったリンゴ」を見てチャンスと捉える。


この見方がルパンが発したあのセリフだったんだと。

自分もたまにあるけど、どうしても問題をネガティブに、そしてマイナスにみてしまう時がある。


ここで自分が勉強になったのは、起きた問題(ピンチ)をどの視点で見るのか?要はチャンスだ!って言うのは、見方を変えればの話。

だから起きた問題に対しての見方や視点をちょっと変えてみるようにしてみる。

もちろんチャンスに気づくまでは気持ちも焦ってたり、落ち込んではいる。でも頭だけは、起きたその問題の”裏や奥、そして影に潜んでいる”かもしれない「突破口のヒント」を探してみようと意識してみる。

すると、ネガティブだった気持ちもいつしか自然にポジティブに変わっていたってことも気づいた。

だから”問題”が起きたことが問題ではなくて、
”問題”をどう捉え考えるか?が本当の問題。


その”問題”を「扉」だと考えれば、開け方は色々あるかもしれない。
”押してダメだら引け” だし
”引いてダメなら横に” とか

退屈な「現実」があるんじゃなくて
退屈になる「視点」があるだけ


ピンチになった時の結論は
「面白がれる視点」を持てるかどうかにかかっている。

だから「面白くなくする視点」じゃどうしても退屈になってしまう。
どうせなら「面白くなる視点」を持ったほうがいい。



ルパンのようにピンチの度に「面白くなってきたぜ」ってワクワクできる人生を生きていきたいって思った話でした。



最後まで読んでいただきありがとうございました!!

最後まで読んでいただきありがとうございます!