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少人数(2人用)マーダーミステリーについて僕が知ること~過去編~

マーダーミステリーとパンドラの人狼が大好きな田口タカアキです。
著者の詳しいプロフィールに関しましては、よろしければこちらからご覧ください。

2021年も約5か月が過ぎ、その中で100作品弱のマーダーミステリーを遊ばせてもらっています。内訳的には、多少オンライン作品が多めではありますが、オフライン作品、そしてテストプレイ・一般公演とおおよそまんべんなく体験していると思うのですが、その中で少人数シナリオが少しずつ目立ってきているように感じています。
※以降、マーダーミステリーやミステリーゲームに関して触れていきますが、ネタバレは含んでいないので安心してご覧ください。が、作品を遊ぶ前に一切の情報を知りたくないという方は、ご注意ください

少人数(2人用)マーダーミステリーの簡単な歴史
2020年1月~2021年4月

2020年1月/オンライン作品「あやつり人形の呪い」

2020年1月「あやつり人形の呪い」マーダーミステリーが本格的に日本に入ってきたのは2019年の春頃。その後ロストプロダクツ制作「誰が勇者を殺したか?」や、このアナログゲームマガジンの執筆者の一人でもある、きつねさんこと久保よしやさんが監修された「ヤノハのフタリ」などが、最初期の日本オリジナル作品として知られています。
そして、僕が知る限り2人用マーダーミステリーの最古の作品の一つ、イバラユーギさん作の「あやつり人形の呪い」が2020年1月2日に公開されています。

中国から入ってきた、現在の日本のマーダーミステリーのひな型となった作品「王府百年」のプレイヤーが9名であり、前述した「誰が勇者を殺したか?」のプレイヤーが9人、「ヤノハのフタリ」のプレイヤーが7人と、店舗公演を前提とした作品が、売り上げのことを考えるとある程度のプレイヤー数を必要としたことは前提としてあります。が、マーダーミステリー多人数の対話型のゲームであるがゆえの面白さがある中で、この早い段階で少人数、しかも2人という犯人と犯人を探している人物がいるゲームとしては、かなり思い切った作品が作られていることは、注目すべき動きです。

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