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【海外移住】アルゼンチンの姿は日本の未来なのか?


アルゼンチンに来た当時の率直な感想。
「30年前の日本にそっくり」だと思っていた。

故障して路肩でボンネットを開けて止まる車。
道にはゴミが落ちていて、ワンちゃんの〇ンチもある。
街路樹が多い、でも根っこで歩道は凸凹している。


日本では信号が消えることはない。
頻繁に電球を変えて、LEDを採用して対応している。

アルゼンチンは停電や工事の断水が日常茶飯事。
むしろ、それが生活習慣化しているとも言える。


Obelisco


今までは『日本が便利すぎる』と割り切っていた。
しかし、最近になってその思いが変わりつつある。


昨今の日本の不安定さ(政治や経済面)を見ていると
将来、アルゼンチン化していないかと不安になる。

商品価格や水道光熱費の高騰、社会保険料のこと。
円安をはじめとして、不安な要素が尽きない現実。


アルゼンチンは秋です


ハイパーインフレのアルゼンチンを見ていると
異常ではあるけど、いい経験にもなっている。

何しろ、モノの価格が1年で2倍になる現実。
実際に家賃が1年で3倍になったのも先日の話。


価格の感覚をインプットしても全く参考にならない。
ブログで外食の値段を紹介するのも止めた(笑)。

ARS(ペソ)を持っていても、何もならない。
貯金したところで価値がみるみる下がっていく。

だから、自国のお金は使ってしまった方が良い。
年に一回の旅行も12回払いのローンで行く。
(お金を貯めても、値上がりに追いつかない)


貯金をしないということは銀行がいらない。
モノに変えることが身近で一番の財テクなのだ。

最初は衝撃を受けたもろもろの事実も
近い将来、日本がこんな姿になる気がしている。



税金が上がって、社会保険料が上がる。
稼いでも手元に残らない仕組みが出来上がっていく。

海外に逃げる様な選択をしたくなくても
自然とそう考えるのも無理はないと思う。


諸外国の先進国に向けるコンプレックス。
アルゼンチン人はそんな感情を持っている。


どちらにも言えることは
自国が好きという意識は共通している。

自分の生まれた国は自慢できる国。
生きにくい世の中を大統領のせいにしたくない。


豊かな暮らしとはどんな姿なのだろうか。

アルゼンチンは日本の過去なのか。
日本がアルゼンチンになっていくのか。

どっちがどうという話ではない。
意識次第でどっちにもなるってことかもしれない。


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