見出し画像

アルゼンチンの11人制 2023 vs Racing (育成年代)U-14 ~ダイジェスト動画あり~

アルゼンチンでの育成サッカー(U14)の体験レポート。
父の付き添いの主観で感じたことをここで綴っています。


移籍したチーム(CAPlatense)での2023年シーズンが始まった。とはいえ、もう6月の下旬にさしかかっていた。早いリーグでは4月から開幕していることを考えると、それだけで焦る気持ちもあったのも事実。

アルゼンチンの育成にはフィジカル検査があり、規定上検査を受けないとリーグ戦に参加することができない。その事前の手続きから漏れていたり、雨で中止が続いたりもして、3戦目で移籍後の初デビューとなった。


〇 ここまでのチーム成績は好調に

チーム成績としてはここまで2戦2勝。チームがいい状態でここまで来ているだけに、参加したいことと、不安があったことも事実だった。

移籍の一年目、わからないことばかりの中で移籍が正解だったのかの答えが知りたかった。そんな思いで試合会場に到着した。

試合会場に到着

集合時間から2時間経過したころに、ようやく声がかかる。アルゼンチンではスケジュールの遅延はよくある話なので、その時間の使い方も対策は考えつつ補食を摂って過ごしていた。

時間を知らされる以外では、レギュレーションもわからないので試合をしている年代の情報を入れつつ、様子を探っていくしかない。
(ひょっとしたら、情報があって理解していないだけかも)



〇 背番号のユニフォームが配られる

声がかかり、ユニフォームが配られる。初めてもらった背番号は15だった。今日の目標は『途中出場の自分のパフォーマンス』だった。
どんな形であれ、途中から出て「空気を読む」様なことをしていれば淘汰されてしまい、選手交代がチームのマイナスにしかならないのだ。
流れを変えるようなプレーが必要だし、短いプレー時間で自分らしさを表現することをテーマにしていた。

初めてもらった背番号は【15】

慣れないメンバーで空気感にフィットすること。これが一番の課題だったりもするのだが、それは本人が解決すべきこと。普段の練習の延長上でコミュニケーションすることができればいい、そう思っていた。


〇 そして試合が始まる

試合が始まり優勢に進めて前半2-0でハーフタイム。交替の声がかかったのは後半の5分を過ぎたあたりだった。

※ ダイジェスト動画


チームが優勢だったことも心理的に有利だったのか、チームも全体に落ち着いた雰囲気でプレーができていた。
すぐに流れにフィットして、自分らしくプレーが出来ていたように見えた。

そして4-2でチームの勝利!!
チームの3勝目には1アシストで貢献することができた。ようやくこれで一安心というところではあるが、ここから先が長いのも事実で、実戦から目指すべき課題も見えてきた。


〇 感慨深いチームの集合写真

ここでは呼んでもらったというだけの立ち位置。ここから存在感を示していくことが重要で、言語の不利がある中で関わっていくしかない。
これはチーム移籍する前からの課題ではある。
激しい競争環境下なので、言語の不利な面が結果に直結することもある。
同じレベルの競争なら、言語の部分でマイナスに作用するというのが現実。

仲間たちとの一枚

厳しい競争環境を求めてアルゼンチンまで来たことは、父も息子も分かっているし、覚悟していたこと。
ここは過程であって結果じゃないことはわかっている。結果のための必要な過程であることを理解して、今日が次に繋がるようにしたい。


〇 チームと仲間たちに感謝

マイノリティを感じることが多かった移籍チーム選び。前のチームを離れるリスクと、新しいチームの環境に適合できるかどうか。
そして、競争に耐えうるだけの技術とメンタルがあるのかという不安。いろんな要素がある中で迎えた2023年シーズン。もう6月とはいえ、チームはリーグ戦の中でまだ3試合を消化しただけ。

ここからチーム仲間と過ごす練習や、試合で共有する緊張感がもっともっと個々とチームワークを高めていくきっかけになると信じている。

もちろん、言葉のわからない親子を受け入れてくれたチームスタッフの方々にも感謝して、いつか言語習得して、感謝を伝えることも父親としての目標である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?