My name is…
私の残機はインターネットの海に投下されたまま動かなくなっていつしか消えてなくなっていく。
ある時には狼のように、ある時にはチェシャ猫のように、ある時には惑星のように、ある時にはお嬢様のように、ある時には全ての終わりのように、ある時には天使のように、ある時には小さな世界のように、今はミスミソウのように…
私は、インターネットにとどまらずパソコンモニターの向こう側でも小さな世界を潤す。
そんな中、残機の面影がチラつく度に自分がわからなくなると珍しく弱音を口にした。
色んな角度で色んな私をずっと見てきた友達が放った言葉。
"お前が死ぬ時に1番多く呼ばれる名前が本当のお前じゃない?"
謎に納得して胸の中のモヤモヤしたものがどこかへ消えた。
今できることは全ての残機を背負いながら自信を持って皆に声を届けること。私が消えてなくなる時にどの名前で呼ばれても悔いが残らないように…
My name is Misumi.
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