アーユルヴェーダの教師の条件・古典 Kashyapa Samhita

紀元前6世紀頃に成立したと言われているアーユルヴェーダの古典
「Kashyapa Samhitaカーシャパ・サンヒター(別名:Vriddha Jivakiya Tantra)」この医学書は主に婦人科系と産科、小児科について著されているけれど、他の古典には見られない“アーユルヴェーダの教師についての条件”が記されている

「アーユルヴェーダの教師の条件」
①宗教的である
②知識を所持している
③批判的であり理解力がある
⑤推理力と説明力に長けている
④冷静で落ち着いている
⑤純粋、清浄
⑥日々祈りを実践する(弟子に対しても)
*⑥啓蒙的
*⑦総ての専門的な知識について解説出来る
⑧幸運な人
⑨他の仕事をしていない

*⑥啓蒙
「啓」は開く「蒙」は暗い(闇)の意
目を開かせること
正しい知識を与え、優れた考え方・生き方をするように教え導くこと

⑥日々祈りを実践する
私は月に60〜70時間祈りの時間に費やしている

⑦総ての専門的な知識について解説出来る
ケララのVaidya(優れた医師)は
「アーユルヴェーダだけ知っていても役に立たない
古今東西の哲学、宗教、文学など様々な叡智を身につけ
人々を啓蒙することが教師の条件である」と話している

アーユルヴェーダの教師とセラピストに求められる精神は
アーユルヴェーダの優れた精神性であるサットヴァ(純粋性)の源泉
Buddhi Sattva(ブッディサットヴァ菩薩)の生き方である

アーユルヴェーダの教師の条件の総てもここに集約される
ハッキリ言って
これさえしていれば他の知識などが劣っていても優れた教師だ
何故なら、、人生で最も重要なことだから、、
知識は幾らでも得ることが出来る
しかし、精神性はそうはいかない

Kerala Traditional Ayurveda Research Institute
(旧アーユルヴェーダ研究所GOLA)
アーユルヴェーダスクール Tantra(日暮里)
http://www.kerala-ayurveda.jp

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