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過去を片づける

先日、実家へ帰省しました。
LINE片づけのことを書こうと思っていましたが、
実家の片づけから思うことがあり、
今の気持ちを書いて残しておきたい衝動に駆られて、今回は実家の片づけの話。

学生時代

「何なりたいの?ちゃんと食べていけるの?」

高校の進路先決定にあたり、
進みたい道を専門学科に絞りこんだ私に、
親から投げかけられた言葉。

「絵を描きたい」

堅実な両親は、想像もつかない進路を
選んだ私に驚き、将来への不安が隠せなかった
と思います。

「絵なんて、趣味にしておけばいいよ。」

そんな周囲の声に耳もかさずに、行きたい学校を自分で決め、進学しました。
好きなことに、とことん打ち込める環境、同じ興味を持った友人達との学生生活は、今でも宝物の思い出です。

たくさんの絵を前に


実家に残された大量のスケッチ、デッサン、
作品たち。
現在、絵を続けられていないことへの後ろめたさなのか、モヤモヤした気持ちが渦巻いて、なかなか
手をつけることができませんでしたが、
昨年のLINE片づけを経て、徹底的に
モノ、自分の気持ちと向きあい、手放すことを身につけた今、やっと片づけに着手することができました。

置きっぱなしのモノは、朽ち果てることもないし、ずっとそのままで片づかない
自分の作品、自分の手で片づけよう

溜め込んだ作品と、久しぶりの再会をして
思ったことは、自分に対しての気持ちではなく、
親への感謝の気持ちでした。

  • 早朝、深夜の駅への送迎

  • 高い画材代、学費を何も言わずに出してくれたこと

  • ただただ、やりたいことを全力でサポートしてくれたこと

自分が親となり、今後、息子に好きなこと、やりたいことができたとき、私も全力で応援したいと思いました。

そして、今までたくさんのリソースを使って
応援してくれた親に、もっと親孝行がしたいと…。

作品たちは、懐かしい気持ちで眺め、
おつかれさま、頑張ったねと清々しい気持ちで
手放すことができました。

なかなか片づけられないものも
気持ちがフッと緩んだ時、
そっと手に取ってみることも時には
有効かもしれません。

心の整理が必要なものもありますが、
何か新たな想いが浮かび上がって、
片づけるきっかけになることも…。

モノと心の関係の深さをあらためて感じる
出来事でした。

読んでいただき、ありがとうございました。

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