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2023年の本棚

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2023年の読書記録
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#今こそ読みたい神マンガ

本棚マンガ大賞2023【2023年の本棚まとめ】

今年もこの季節がやってきました。1年の振り返り。 2023年、我が家の本棚を彩ってくれた作品たちに贈る私的マンガ賞「本棚マンガ大賞2023」です。 一応、対象は「2023年中に単行本が一冊でも出た作品」ということにします。殿堂入り作品は除きますが、過去のランキングに入った作品とかは特に縛りなしで。 今年は部門分けとかはせずに、新作も完結作も全部ごちゃまぜの「今年読んだマンガで好きだった作品TOP30」を載せたいと思います。 我ながらランキング形式で30冊ってまぁまぁ多

2023年8月の本棚

8月に読んだマンガをまとめていきます。 【新】8月31日のロングサマー 1 / 伊藤一角(講談社) 高校2年生の鈴木くんと高木さんは「8月31日」を繰り返している。その原因を自分が夏休みにやり残した「彼女を作って童貞を捨てる」という目標かもしれないと考えた鈴木くんは、高木さんに”とある提案”をするが──。繰り返す「8月31日」の日々の中で二人だけの時間が流れるエンドレスエイトラブコメ。 夏休みループの設定自体は、もはや夏の定番と化していて真新しさは薄いけど、この設定が二

2023年7月の本棚

7月に読んだマンガをまとめていきます。 【新】氷の城壁 1・2 / 阿賀沢紅茶(集英社) 中学時代の経験から高校では誰ともつるまない氷のような存在として過ごしていた氷川小雪(通称こゆん)、幼なじみでクラスの人気者の美姫、妙にグイグイ来る陽キャ男子・雨宮湊、その友人でのんびり優しい長身男子・日野陽太。4人を軸に学生時代特有の人間関係の綾を丁寧に描いた傑作。 『正反対な君と僕』の阿賀沢紅茶先生伝説の名作(伝説って?)が多分多くの声を受けてフルカラーのまま待望の単行本化。読ん

2023年6月の本棚

6月に読んだマンガをまとめていきます。 【新】ダイヤモンドの功罪 1 / 平井大橋(集英社) 類稀な運動神経を持つ主人公の綾瀬川次郎。本人はただみんなと楽しみたいだけなのに、どのスポーツを始めてもその天才ぶりが否応なく発揮され、孤立してしまうことに悩んでいた。そんな彼が小学5年生で出会ったスポーツは「野球」。楽しむことに重きを置いた弱小少年野球チームに入った綾瀬川だったが、そこでもまた、己の才能が周囲の人間を狂わせていくーー。 望まない境遇に嘆く天才の孤独と怒り。同年代

2023年5月の本棚

5月に読んだマンガをまとめました。 うめともものふつうの暮らし 1~6 / 藤沢カミヤ(竹書房) 竹書房のWEBコミックサイト「ストーリアダッシュ」にて更新中の猫っぽい姉妹うめとももの和やかな「ふつうの暮らし」を描いた作品。 『家が好きな人』の井田千秋先生とコラボ漫画掲載ということで、この度遅ればせながら6巻まとめて読みました。大正解すぎました。恋愛ものやギャグもの以外で、読んでいる最中にこんなにも終始口元が緩むことなんて今までなかったです。全ページ余す所なく微笑ましい