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2024年10月の記事一覧
木のぼり概念の忘却 ◆ 水曜日の湯葉147
近所の公園を散歩していると、10歳くらいの男の子が木のぼりをしているのが見えた。根本から二股に分かれた若い木を、間に挟まってなんとか登ろうとして、1メートルくらいで挫折して滑り降りる、ということを何度も繰り返していた。
それを見て僕は「木のぼり」という概念がこの世にあることを唐突に思い出した。日常生活で幾度となく木を見ているのに、「のぼる」というイメージがすっかり抜けていたのだ。これはかなり驚い