モンテディオ山形 定点観測 第1節

試合前情報

 Awayの山形は、クラモフスキー3年目。主力がことごとく移籍し、スタメンで四人(半田、山崎、山田、ディサロ)が入れ替わり、代えの樺山らも移籍。シーズン9得点のデラトーレが残るも、前線の連携を含め、クラモフスキーのサッカーが浸透してきた中での選手入れ替えにどう対応させていくか。去年のプレーオフ、熊本に負けるまでのいいながれを続けられるか。そして、開幕から4戦はアウェイが続くので、ここでどういった結果と選手起用をしていけるか。

Homeの甲府は、先週のゼロックススーパーカップでマリノスに惜しくも敗戦。しかし、ブロックを作った守備とカウンターは見せれてた。1点取ったパターンもカウンターからのウサカの決定力という、強者に対するプレーは昨シーズンの天皇杯から作ってきてる。ただ、シーズンは良くなく最低の18位フィニッシュ。監督交代がどう変化するか。

フォーメーション

甲府    A山形





試合内容

クラモフスキーの目指す、

ポゼッションサッカーと豊富な運動量は特に前半はよかった。センターバックがボールを持つときはボランチ2枚のうち、一枚が下がり、サイドバックは大きくひらく。さらにサイドバックが前目の位置につく。さらにボランチとポジション交換をして、起点をサイドに作る。早めの一点目では、藤田が開き、中に入ってたサイドバックの川井が中で受けて相手のボランチを引き出して、早めにサイドの前に浮き球。イサカのスピードを使って、相手のセンターバックのスピードを完全に上回り、イサカとデラトーレでフィニッシュ。

ボランチ藤田が開いてサイドバックが中に入る流れは素晴しかった。抜けてからのイサカのスピード、デラトーレのスピードも抜群。今年の武器になる。前半はキープもできたし、ボランチの位置取り、局面変化のタイミングでの初動がよく、何度もアタックできる分厚い攻撃を展開できたので、山形ペースで進めた。特に後藤も気の利いた位置取りで簡単にはたける選手でフィットが早い。(清水でクラモフスキーのもとでやっていたのは大きい)

後半、甲府の途中交代で出てきた飯島陸の運動量に翻弄され、疲れもあったかパスミスが増えてピンチは多かった。

しかし、両センターバックの最後の締めがよく、流れからはとられなかった。コーナーでの位置取りは2枚フリーにする失態でこれは修正が必要。高い選手はいるから、しっかりしたい。

最後のPK獲得シーンも行くときは連動して動くプレスでカットし、センターバックに一対一でアタック。90分全部ではなくても、こういったプレスを適度に入れてメリハリをつけていけるといい。

メンバーが大きく変わった山形の初戦としては、素晴らしい結果。
特に新加入のイサカ、後藤の活躍が見れた。
そして、ダブルボランチの関係は非常に良かった。特にセンターバックが回すときにどっちが行くのか、どう回すのかの関係性は長くやっている二人ならではの関係性と感じた。
そして、両サイドバックの開き方、入ったときにどう選手が動くかの連動性が練習してきたと感じた。
特に8分の右サイドに展開した藤田→川井→イサカの流れは素晴らしかった。共有しているプレーだと感じたし、甲府のセンターバックのスピードの無さを突いた。

定点隊としてのMOMは、イサカと川井の右サイドを推したい。

次節

2/25(土)14:00~ 千葉 VS 山形 (フクアリ)



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