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NFTの新たな風景~市場の活況、リスク、そしてweb3の未来~

冬の時代が明けたと言われても油断は禁物です。
NFT市場は、良くも悪くも一時の低迷から再び活況を呈しています。しかし、その中で、単なる投機目的での参加者もこれから増加するのは不可避です。そのため、一部の銘柄が価格を急激に上げる中、市場には高値掴みのリスクが常に存在します。

NFTの真の魅力は、その価格だけではありません。
お金だけで買えないNFTにこそ価値があります。
それは、コミュニティとの深い結びつきや、共創の場としての活動に存在します。今回はNFTの本当の価値や魅力を紹介していきます。


1. NFTの市場動向:冬の終わり?

近くのNFT市場は、冬の終わりを迎えていると言われています。確かに、一部の銘柄が2倍、4倍と急激に価格を上げており、多くの人々が投資のチャンスを見ているようです。しかし、市場の動向を理解することなく、単に「価格が上がるから」という理由だけで購入することは、大きなリスクを伴うことを忘れてはいけません。
市場、特に投資の原理として、一時的な高騰は永遠に続くわけではありません。急な上昇があれば、それに続く急な下落の可能性も考えられます。そして、価格が上がることのみを期待してNFTを購入する行為は、投機的な側面が強くなります。このような行動は、NFTが本来持つ「価値」を見失う原因となり、結果的に高値掴みというリスクを背負うこととなるでしょう。

2. NFTの本質:単なる商品ではない

NFTの真の価値は、単なる「価格」や「値段」ではありません。
NFTの魅力は、共同で作り上げる"共創"の精神に根ざしています。
NFTを選ぶ際、単なる価格や投資目的だけでなく、そのプロジェクトのビジョンやコミュニティに対する自分の貢献を考えることが大切です。
すなわたい、真の価値は、その背後にあるストーリーや、自分が持つ価値感の共有にあるのではないでしょうか。
”心から応援したい”と思えるプロジェクトや、自分自身がそのコミュニティでの活動に貢献する意思がある場合、NFTを購入することは参加の意思表示の一つとしての意味合いがあります。

3. NFTの使い方:経歴としての活用

NFTはブロックチェーン上に記録される技術としての側面があります。これは、経歴や実績をデジタル上で証明する手段として非常に適しています。
例として、TOEICの点数がNFT化されることを考えると、これは学習の成果をデジタルの証明として永遠に保存できる革命的な方法といえます。
TOEICのスコアを証明する際は、受験料を支払い、長時間の勉強を経て試験を受けます。その成果がNFTとしてブロックチェーン上に記録され、将来の就職活動やキャリアの中でこのNFTを証明書として利用することができようなイメージです。

これにより、試験の結果や努力がデジタル上での不変の証明として、改ざんできない形で永遠に残るのです。

4. NFTと転職市場の未来

転職市場が常に進化してきたのは事実です。
伝統的な履歴書や職務経歴書の形式から、LinkedInやFacebookのようなオンラインの活動履歴をポートフォリオとしてシフトしてきました。
さらにNFTの登場とともにさらなる変化を迎えるかもしれません。

具体的には、個人のスキルや経験をNFT化し、それを履歴書のように利用することで、採用担当者はその個人の真実の能力や経歴を直感的に理解することができるようになる可能性を秘めています。

5. NFTとWeb3の未来

さらに、NFTのもう一つの大きな特徴はコミュニティの存在です。コミュニティ内での活動や貢献度に応じてNFTが授与される場合、それはまさにデジタル時代の経歴書のようなものです。
各コミュニティでの活動や実績がNFTとして確定され、それを持って別のコミュニティに参加することで、その実績や経験が即座に認識される可能性が広がります。
経歴の可視化として、NFTを活用し、自らがこれまでどのようなコミュニティで活動してきたか、どのようなスキルや経験を持っているのかを可視化できるはずです。

5. NFTの現状とweb3ウォレット普及率

日本の人口において、NFTを使っている人は約0.01%から2%と言われており、まだマイナーな存在であす。しかし、時代の流れを追う多くのプロジェクトがNFTを利用し始めているのは事実です。
このタイミングを活かし、プロジェクトに関与することで、未来の可能性を探ることができます。

現在のこのタイミングでプロジェクトに参加し、実績を積むことは、自分が何ができるかを考えるきっかけにもなるはずです。積み重ねられた実績を持つプロジェクトへの参画は、NFTの世界においても新しい価値を生む可能性が高いです。

6. NFTを会員証とするMetagri研究所

私が運営するweb3コミュニティ「Metagri研究所」では、投機的な目的ではなく、農業NFTの発行や、会員賞NFTの活用といった方法でNFTを取り入れています。

特に、移転不可のSBTという形式で会員証NFTを活用し、会員と共に新しいプロジェクトの共創を目指しています。このような取り組みを通じて、農業やweb3の人財育成、法人向けのワークショップ、後払い×NFTの実証実験など、NFTの可能性を追求しています。

おわりに

現在、NFT市場はまだ発展途上であり、多くの人にとって未知の領域です。しかし、その背後にある真の価値を理解し、自らがどう関わっていくのかを考えることで、NFTの可能性を最大限に活かすことができるでしょう。Metagri研究所としても、NFTの新しい取り組みを通じて、皆さんと共に新しい価値を創造していきたいと思っています。
最後に、NFTに興味を持った方、Metagri研究所の取り組みに参加したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。共に新しい価値を創り出す仲間として、お待ちしております。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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