Worldcoin「未来のベーシックインカム」がWeb3ウォレット普及のカギとなるか!?
"未来の通貨"とも称されるWorldcoin。このキーワードを聞いたことがある方も多いでしょう。私自身、この新しい波に乗るべく、実際に25Coinを手に入れる経験をしました。しかし、Worldcoinの背後には、さまざまな要素が絡み合っています。
人間の証明ともなる「World ID」、そしてそれを可能にするOrb(オーブ)による虹彩(こうさい)認証。さらに、ベーシックインカムという、今までの働き方や経済観を根底から覆す可能性を秘めた概念です。
日本においても、この動きから遅れることなく、NTTデジタルがWeb3ウォレットの開発に注力しています。このブログでは、これらの新しいテクノロジーや動きが私たちの未来にどんな変化をもたらすのか、その魅力とリスクを深堀りします。新しい波に乗り遅れないために、一緒にこの未知の世界を探求しませんか?
1. Worldcoinとは?サム・ウォルトマンの提案から日本での普及状況まで
WorldcoinはOpenAIのCEO、サム・ウォルトマンが提案する「未来のベーシックインカム」として注目を集めています。働くことなく受け取れるこの新しい暗号資産は、私も実際にウォレットを作成し、初回で25Coinを受け取りました。
25Coinは現在のレートで約5,000円の価値があるとされています。
一方で、日本においてはまだ普及の初期フェーズで、World Coinを受け取るための「World ID」の発行数は日本では約3,000人とまだまだ少ない状況です。
2. World ID, Worldcoin, World Appの三つの要素とその役割
World ID(ワールドID) : 人間であることを証明するデジタルID。Orb(オーブ)という装置を使い虹彩をスキャンして取得することで、アプリへのアクセスが可能となる。
Worldcoin(ワールドコイン) : 世界中の人々に無料で配布される暗号資産。World ID取得後に配布され、その価値は市場の需要と供給によって変動する。
World App(ワールドアプリ) : WorldcoinとEthereumのプロトコルを利用した決済手段としてのアプリ。複数の暗号資産の取扱いも可能。
3. 唯一無二のデジタルID:Orbによる虹彩認証
Orbは、指紋や顔認証とは一線を画す、独自の虹彩(こうさい)認証システムを提供しています。個人の身分証明として最も信頼性の高い生体認証の一つで、そのパターンは生涯不変です。これにより、人々は自らの唯一無二のデジタルIDを確立することが可能になります。
しかし、この認証を通じての個人情報収集に関しては疑問や懸念が多く、OpenAI社への情報提供の是非やリスクが議論されています。
虹彩認証を通してweb3ウォレットを入手するか、事前に十分なリサーチやリスク管理が必要とされています。
4. ベーシックインカムの未来と社会の変化
ワールドコインは、「Worldcoin Grants(ワールドコインの定期的な配布)」を通じて、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)のグローバルな分配システムの実現を目指しています。これは、World IDを使って人間であることを証明することで受け取ることができる。来るべきAI時代に備え、Worldcoinは人々に自由や平等な機会の提供を目指しています。
ベーシックインカムの導入により、働くという概念や社会のあり方が変わる可能性があります。仕事を選びやすくなる、特定の仕事への専念が可能になるなど、様々なポジティブな変化が考えられます。
5. 日本のWeb3ウォレットの普及とNTTデジタルの取り組み
日本におけるWeb3ウォレットの普及はまだまだといった状態ですが、NTT DigitalがIDとパスワードのみでログイン可能なウォレットの開発中です。
それに伴う日本のWeb3の未来が期待されています。これにより、誰もが簡単にWeb3ウォレットを利用できる日が近づいていると言えます。
まとめ:Worldcoinの未来とweb3ビジネスチャンス
Worldcoinやweb3関連技術はまだまだ普及初期段階ですが、利用者の利便性を考慮したシステム開発が進めば、急速な普及が期待されます。
普及率と金銭的メリットのバランスを探りつつ、日本の事例を基に未来を考察する必要があります。また、ブロックチェーン技術を土台にしたNFTや暗号資産の仕組みは便利であるため、その普及とともに新しいビジネスチャンスが広がっていく可能性があります。
私自身、法人向けにWeb3関係のコンサルティングを行う中で、参入のタイミングや新しい事業の機会を常にチェックして、新しい技術の導入のタイミングを見極めて具体提案につなげていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?