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初のハッキング被害に遭いました

暗号資産やブロックチェーンの世界は日進月歩で急速な発展を続けています。一方で、その裏にはリスクが潜んでいます。
今回、私はその現実を痛感しました。
Metagri研究所のトークンエコノミーをブロックチェーン上で運営していgたのですが、独自トークンが見知らぬウォレットに不正に移動されていることに気付きました。
今回はそんなハッキング被害の話を紹介していきます。


Metagri研究所でのトークンエコノミー体験

Metagri研究所では、コミュニティの活動に対してトークンが発行され、これらは農作物やオリジナルグッズと引き換えられるNFTに交換可能でした。この新しい形の経済システムであるトークンエコノミーは、従来にはない仕組みで参加者にとっても新たな体験の数々でした。

ハッキングの被害

しかし、400枚のトークンが見知らぬウォレットに移動されていることを発見した時、私の世界は一変しました。このトークンはコミュニティ内でのみ価値を持つソーシャルトークンであり、金銭的な価値はありませんでしたが、ハッキングの事実は衝撃的でした。

Thirdwebの脆弱性とその影響

原因を調べたところ、私が使用していたThirdwebというツールに脆弱性があることが判明しました。この脆弱性は、昨年2023年11月に公表されており、それ以前に発行されたNFTやFTはリスクを抱えていました。

脆弱性の診断も可能となっています。

この経験から、暗号資産を扱う上でのリスク管理の重要性を学びました。特に、ツールの選定や設定の見直しは、今後さらに慎重に行う必要があると感じています。

Thirdwebの迅速な対応と再発防止策

Thirdwebはこの脆弱性を迅速に対処し、再発防止策を講じています。2023年12月以降の発行物に関しては、以前のような問題は発生しない見込みです。これは、セキュリティチェックの重要性を改めて認識させる良い機会となりました。

Metagri研究所の新たな一歩:新コントラクトへの移行

Metagri研究所では、この問題を契機に、2024年3月から新しいコントラクトへの移行を決定しました。これは、トークンエコノミーの新しい始まりを意味し、新しいコントラクトでは同じ問題が起きないことを期待しています。

ブロックチェーン技術はまだ発展途上にあり、予期せぬリスクを抱えています。しかし、これらの挑戦を乗り越えることで、技術はさらに成熟し、新たな可能性を拓くことができます。

まとめ:リスク体験の価値

今回の経験は、私にとって大きな学びとなりました。今後、ブロックチェーンを活用する際には、このリスク体験を活かし、より慎重に進めることができます。

今回の経験に懲りずに、ブロックチェーンの新しい使い方を模索し続けます。金銭的な損害はありませんでしたが、この経験は私にとって大切な教訓となりました。これからもブロックチェーンの世界で、一歩一歩新しい道を切り開いていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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