商業出版第2弾決定!印税を超える、本当の価値とは?
2023年の末から温めていた生成AI関係の出版企画書がようやく実を結び、出版社からゴーサインが出ました。書籍「シンNFT戦略(宝島社)」に続き商業出版第2弾が確定しました。
前作:『シンNFT戦略 最強のアイディア図鑑』
今回は、生成AIのトレンドに乗って、4月中に原稿を完成させ、遅くとも2024年6月には出版する予定です。
本の内容と目的
この1年半ほど、私は生成AIをどう使っていくかというノウハウを培ってきました。今回の本では、新しくリリースされている様々な生成サービスの使い方を、ビジネスメールや日常生活においてどう活用していくかという点に焦点を当てます。
スピード感が重要なので、新しいサービスをどう盛り込んでいくかを重点的に入れることで、市場トレンドが来る前に本を出版するのが目的です。中身は濃いというよりも、大枠をつかめるような1冊を目指しています。
前作との比較
私の出版第1弾である「シンNFT戦略」は、NFTに関連するビジネスの作り方やNFTのビジネス活用法など、実務を重視した内容でした。
前回は3ヶ月かけてじっくり書き、100時間以上を費やしましたが、今回の生成AIの本に関してはそこまで時間はかからない見込みです。
印税よりも価値のあるもの
本を出版するにあたって、印税よりも価値のあるものは何でしょうか?
印税は1回出版するとずっと入ってくるイメージがあるかもしれませんが、実際の出版業界は右肩下がりの市場です。ベストセラーになる本は一握りで、前作「シンNFT戦略」でもそこまで印税を得られるものではありませんでした。
時給換算すると2,000円ほどで、正直、稼げるようなものではありません。
「では、なぜ本を書くのでしょうか?」
出版した後、私が得たものは印税以上の価値がありました。法人からの問い合わせが増え、セミナーへの登壇依頼や、先日の福岡出張につながったシンポジウムへの参加など、本を出すことで企業からの信頼性が高まったのです。
商業出版の価値
1. 読者との繋がり
私が本を書く上で最も大切にしているのは、読者の皆さんとの繋がりです。前作を通じて、多くの方々と出会い、刺激を受けることができました。読者から頂くフィードバックやご縁こそが、私の財産だと感じています。
2. ビジネスや人生への示唆
技術解説書としての側面もありますが、読者の皆さんのビジネスや人生に何らかの示唆を与えられるような本にしたいと考えています。読者の方々が本を読んで「面白かった」「役に立った」と感じてくださること、そこから新たな商談やコラボレーションが生まれることが執筆活動の醍醐味です。
3. 変化とイノベーション
この本を通して、生成系AIの理解が深まるだけでなく、読者の皆さんのビジネスや開発プロセスに変化を与えられたら嬉しいです。そして、読者の皆さんとの新たな繋がりが生まれ、共にイノベーションを起こしていけたら、これ以上の喜びはありません。
コンサル案件のきっかけ
私の本業はコンサルタントとして、企業のマーケティング戦略やビジネス戦略の立案を支援することです。前回、NFT関連の本を出版したことで、web3やメタバース関連のコンサルのお仕事のご相談も頂くようになりました。商業出版は、企業との関係性づくりにおいて重要な役割を果たしているのです。
生成AIの本がもたらす可能性
今回の生成AIの本も、セミナーや企業へのDXコンサルティングにつながると期待しています。現在、厚労省からリスキリングの助成金が出ているため、生成AIのワークショップを実施することで、企業としても手を付けやすいでしょう。この本は、企業向けの研修に入り込むためのツールとしての可能性を秘めています。
印税を超える本当の価値
商業出版において、私が重要視しているのは、本をたくさん売ることではなく、企業からの問い合わせにつながるような一冊に仕上げることです。出版社としては本の売上を上げたいでしょうが、著者としては、企業との繋がりを築くツールとしての価値を優先したいと考えています。
私にとって、商業出版の真の価値は、印税で稼ぐことよりも、いかに企業からの問い合わせを獲得し、企業と繋がるツールにするかという点にあります。法人開拓の重要なツールになることこそが、出版の大きな価値なのです。
おわりに
トレンドが来る前に本を出すことが重要なので、スケジュールを前倒しし、生成AIを活用しながら執筆を進め、理想的には5月末から6月上旬の出版を目指します。この新刊が、企業との新たな繋がりを生み出し、ビジネスの可能性を広げるツールとなることを目指しています。
商業出版第2弾の決定を機に、印税を超える本当の価値について考えました。私にとって、読者との繋がりや新たなビジネスへの繋がりこそが、本を書く上で最も大切なものなのです。
新刊の情報解禁のタイミングで改めて内容を紹介していきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
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