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法人向けメタバース導入ワークショップ実施~企業がメタバースを活用する方法を探る!~

今回は、とある企業のメタバース活用ワークショップにファシリテーターとして参加してきました。半日に渡るディスカッションを通じて、企業がメタバースをどのように活用できるのかを探っていきましたので、その内容をシェアしていきたいと思います。


メタバースとは?

メタバースとは、バーチャル空間上に構築された3D空間のことを指します。代表的なものとしては、フォートナイトやロブロックスなどのゲーム系メタバースがあります。これらのプラットフォームは特に若年層に人気で、企業もマーケティング目的で活用し始めています。

ワークショップの目的

今回のワークショップの目的は、参加企業が所属する業界においてメタバースをどのように活用できるかを検討することです。
前回はNFT活用のワークショップを実施しました。

今回はメタバースを導入すべきかどうかの判断材料となる、メタバースのビジネス活用を主軸としたワークショップです。

ターゲットと目的の設定

ワークショップの最初のステップは、メタバースを活用する上でのターゲットと目的を明確にすることです。どのような層にアプローチし、何を届けるのかを議論しました。
現在、デジタルマーケティングの主流はSEO対策やコミュニティ運営、リスティング広告などですが、今後はメタバースを活用したマーケティングが重要になってくると考えられます。没入感のあるバーチャル空間で効果的に情報を届けることができれば、企業のマーケティング活動に大きな影響を与えるでしょう。

没入感のあるバーチャル空間

メタバースの最大の特徴は、リアルな体験に近い没入感のある空間を提供できることです。この特性を生かすことで、ユーザーにより深い印象を与え、効果的なマーケティングが可能になります。

メタバースマーケティングの重要ポイント

1. 教育の観点を取り入れる

メタバースを活用する上で、教育の観点を取り入れることが重要です。特に若年層をターゲットにする場合、ゲームを通して学べる要素を組み込むことで、プレイヤーにとってメリットのある体験を提供できます。農業教育などとの相性も良いでしょう。

2. シンプルで繰り返し遊べるゲーム要素を作る

フォートナイトやRobloxでは、1ゲームあたりのプレイ時間が30分から1時間程度と比較的短いのが主流です。そのため、シンプルで単発的に楽しめるゲーム要素を作ることが重要です。また、継続的に情報やゲーム要素をアップデートすることで、リピートプレイを促進できます。

3. 面白さと企業要素のバランスを考える

メタバースマーケティングでは、面白さを追求しつつ企業の要素を取り入れることが求められます。ただし、企業色が強すぎると若年層が遊ばなくなる可能性があるため、バランスを考えることが重要です。楽しい体験を届けることを第一に考えましょう。

以前は、NFTプロジェクトがメタバースに進出する意義を考察しました。

メタバース導入の課題と対策

企業内の理解を得るためのワークショップ

企業がメタバースを導入する際、社内の理解を得ることが難しいケースがあります。そこで、ワークショップを通して、人気のあるゲームや業界に合ったゲームアイデアを担当者と一緒にディスカッションし、具体的な案を煮詰めていくことが効果的です。

黎明期のメタバースマーケティング

現状、メタバースマーケティングはまだ黎明期にあり、市場としての広がりは限定的です。しかし、企業とコラボレーションしながら挑戦し続けることが重要なフェーズだと言えます。

まとめ

メタバースを活用したマーケティングは、教育要素の取り入れ、シンプルで繰り返し遊べるゲーム要素、面白さと企業要素のバランスが重要なポイントです。導入の際は、ワークショップを通して社内の理解を得ることが効果的です。現在のメタバースマーケティングは黎明期ではありますが、企業とのコラボレーションを続けながら挑戦していくことが求められています。今後、メタバースが若年層に与える影響がさらに大きくなることが予想される中、企業もこの波に乗り遅れないよう準備を進めていく必要があるでしょう。

メタバースについては、著書「農業メタバース革命」で詳しく解説していますので、併せてお読みいただけると嬉しいです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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