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「農水省」の先導する農業DX構想への期待と提案

今回は、来週1月16日開催される農業DX構想の改定に向けた有識者検討会に参加するにあたり、農水省への期待と提案についてブログをつづります。


農業×生成AI技術の可能性

農業分野での生成AI技術の活用は、効率化と価値創造の新たな道を開きます。特に、Chat GPTを活用した業務効率化や農業の価値向上は、具体的な事例を通じて提供することが重要です。
しかし、ハルシネーションの問題、つまり誤った情報の提供リスクも潜んでいます。

最近リリースされたChatGPTの「GPTs(Generative Pre-trained Transformers)」というサービスが解決策となるはずです。
この技術を用いることで、カスタマイズ可能なChatGPTを作成できるため、農業GPTs(農業専1のGPT)の開発と普及が解決策となり得ます。

農水省への期待1:生成AI技術の普及と支援策

そこで農水省には、生成AI技術を普及させるための具体的な策を期待しています。例えば、Chat GPTの使用を学ぶ農家向けの研修プログラムの補助金や助成金の提供が考えられます。また、Chat GPTの使用料の補助により、農家がこの技術を利用するハードルを下げる取り組みも重要です。

農水省への期待2:農業GPTs-農業モデルの開発と普及

農水省は、農業分野でのGPTモデル開発を後押ししてくれることが期待されます。私がMetagri研究所で開催している農業GPTsコンテストのように、農業に関わっていない人々も農業への貢献ができるようなコンテストを国全体で広げることが、より優れたGPTモデルの開発につながるはずです。

農業×web3の可能性

農業におけるweb3関連技術の活用は、農産物のブランディングや購入履歴の可視化など、多方面にわたります。私自身、この分野での2年間の経験から、web3の適用ポイントが少しずつ見え始めています。しかし、実際にこれを活用する農家はまだ少なく、その使い道には課題が山積します。

農水省への期待3:農業とweb3の組み合わせに必要な投資

国には、農業にweb3を取り入れる際の助成金や補助金を提供してほしいと願っています。これにより、Metagri研究所においても、新しい実験やマネタイズが加速し、さらに新しい活動を推進することができます。
例えば、コミュニティで推進するトークンエコノミーは、農業に関わる活動にトークンを付与するなど、社会実装を進めていますが、国の支援によってこれらの取り組みがさらに進むことを期待しています。

まとめ:農業の未来への一歩

農業と生成AI技術やweb3の組み合わせは、まだ発展途上です。
しかし、その可能性や未来は無限大です。国の支援による助成や補助が得られれば、Metagri研究所を含めて新たな農業ビジネスへ挑戦するの取り組みはさらに拡大し、農業の未来に革新をもたらすはずです。Metagri研究所としても、これらの新技術を農業に取り入れるために、引き続き努力して参ります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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