痙性がある方の肘の伸ばし方とは?
<はじめに>
皆さん、こんにちは。脳PLUSチャンネルの作業療法士山本です。
本日は、寝た状態で肘が伸びない原因と正しい伸ばし方についてお伝えしたいと思います。
<肘が伸びない原因>
肘が伸びない原因は大きく4つあります。
・肘の屈曲痙性の制約:筋肉の緊張が硬くなってしまい、肘が伸びません。
・運動麻痺:肘を伸ばす筋肉が正常な状態でなくなり、伸びません。
・肘を伸ばすイメージが間違っている:肩を上げたり体を引いたりするなど、肘の伸ばし方に誤りがあります。
・可動域制限:関節の動きが悪くなり、筋肉が短くなってしまい、肘が伸びません。
<肘の屈曲痙性の制約について>
今回は肘の屈曲形成の制約について詳しくお伝えします。肘の屈曲形成の制約とは、筋肉が伸ばされるときに緩めることができず、逆に収縮してしまう症状のことです。肘を伸ばそうとすると、二頭筋がピンと張ってしまい、筋肉が収縮してしまいます。その結果、肩が前に出てしまいます。
<肘の伸ばし方の正しいイメージ>
正しい肘の伸ばし方は、肘を伸ばす動きではなく、二頭筋の形成を抑制するためのコントロールの練習です。肘を伸ばすという動きではなく、筋肉を緩めることに注力します。
具体的な練習方法は次の通りです。
寝た状態で肘を伸ばす範囲を決めます。
伸ばす範囲から肘をゆっくり緩めていきます。
肩の動きに注目し、肩が前に出るのを防ぎます。
肘を伸ばすのではなく、筋肉を緩めることが重要です。繰り返し行うことで神経を太くしていく.
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