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立ち上がり動作について② ~評価・治療していく為に必要なポイント 前編~

本日も臨床BATONへお越しいただき、ありがとうございます。
転職して約1ヶ月程度が経過し、少し業務の流れにも慣れてきました。
改めて新しい職場への転職では勉強になる事ばかりで身が引き締まります。そんなこんなで毎日楽しく過ごしております、212日目担当のPTジュニアこと吉岡勇貴です(^-^)

★はじめに


今回は立ち上がりについて②となっています。
前回は立ち上がりについて~立ち上がり動作の反復がなぜ、歩行にも影響を与えるのか~の記事を投稿させて頂きました。
まだ、『読んでないよ』という方は是非一度読んでみて下さい。

まずは立ち上がりを評価・治療していく中で私自身の失敗体験をお伝えしていきます。

*失敗体験
・立ち上がり動作では立ち上がれない・体重を乗せる事ができないなどの原因を下肢にばかり着目しており、全体を把握出来ていなかった。

→例えば、下肢の筋力低下・関節可動域制限があればそれが立ち上がり出来ない原因でまとめてしまっていました。
それに対して筋力強化訓練・関節可動域訓練・立ち上がり訓練を反復して行っていたが、なかなか立ち上がり動作の獲得に繋がりませんでした。

・重心を前方へ移動させる為に必要な事として体幹前傾しか見られていなかった。
 →見た目上体幹が前傾しているケースが多く、それで前方への重心移動が出来ていると勘違いしてしまっていた。

前回は立ち上がりと歩行の共通点についてお伝えしましたが、今回はもう一度スタートに戻り立ち上がりの評価を考えていきたいと思います。
復習も交えながら進めていきます。

★立ち上がりとは

立ち上がり 目的

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