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運動麻痺の介入のために筋のことを考える② 〜筋収縮のメカニズムから筋の状態を知る〜

本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!

第249日目を担当します滋賀県の田舎から大阪の職場へ通っている介護者セラピストのコバです。
自宅で祖父の介護をしていますが、祖父の脳出血時のリハビリをきっかけに現在は運動麻痺についてブログを書いています。

コバが書いた運動麻痺についての臨床BATONの記事はこちらからどうぞ!
#臨床BATON麻痺


これまでは運動麻痺の知識や評価についてブログを書いてきました。
前回は『運動麻痺の介入のために筋のことを考える 〜浮腫って運動麻痺の介入には関係ない?〜』を書いています。


今回は前回に続いて運動麻痺から少し視点を変えて筋のことを考えてみたいと思います!
なぜ視点を変えて筋のことを考えるのか?

以前は回復期病棟で脳卒中の患者様を見る機会が多かったのですが、現在は一般病棟や訪問で脳卒中の患者様を見るようになりました。
発症から時間が経つと2次的な障害、廃用の要素が強くなり筋のことをより考えないといけなくなりました。

そのため、運動麻痺の患者様への介入でも脳のことだけを考えるのではなく筋のことも考えて介入する必要性が増えてきたからです。

筋が2次的な障害を起こすと筋収縮が起きにくくなるのは想像できるかと思います。

そもそも筋収縮を起こす際に筋ってどのような要素があるのでしょうか?
運動麻痺の介入のために考えるべきことって何があるのでしょうか?
今回は筋収縮の流れの中で筋に焦点を当ててみたいと思います。


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