
高齢者の孤独への理解と対策
本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
285日目を担当します、ミッキーです。よろしくお願いします。
新しい年が始まりましたね!
年末年始もお仕事があった皆さん、お疲れ様でした。
休みだった皆さん、仕事が始まって数日ですね、気分をあげていきましょう!
〇はじめに
最近は生活期でリハビリをしていて考えたこと、疑問に思ったことを取り上げてブログを書いてきました。
そのなかで、これまで僕がリハビリをしていた患者様で「生きていても仕方がない…」「早く死にたいわ…」などとおっしゃる患者様もいらっしゃいました。
そんなときは意見を言わず、「そうなんですね…」「そういう風に思うんですね…」といって患者様の言うことを受け止めて傾聴するようにしてきました。
そこにはどんな背景があるのでしょうか。身体面の影響もあるのでしょうが、精神面の影響も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「高齢者の孤独」について考えていきます。
〇孤独、孤立、閉じこもりの違いって何??
高齢者の孤独について考える前に似たような言葉について意味の違いを考えてみましょう。
「孤独」と似た言葉で「孤立」「閉じこもり」があります。
その意味の違いはなんでしょうか。
以下に書いていきます。
まずは辞書や他の記事からです。
「孤独」
1 仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「―な生活」「天涯―」
2 みなしご、年老いて子のない独り者。
「孤立」
1 一つまたは一人だけ他から離れて、つながりや助けのないこと。「敵に包囲されて―する」「―無援」
2 対立するものがないこと。「―義務」
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%AD%A4%E7%AB%8B/#jn-82644
「閉じこもり」
定義としては「障害の有無にかかわらず,日常生活における活動範囲が屋内にほぼ限られている状態」としている。
また、閉じこもりの基準としては、「週1回以下の外出頻度にある高齢者」と言われているが、基準を月1~3回以下とする文献もあるので、明確ではない)
閉じこもりに関しては駿太さんの2ヶ月前の記事に定義があったので引用させていただきました。こちらから閉じこもりについてあわせて読んでいただくとより理解が深まるのでお時間があれば是非ご覧ください。
次に内閣官房の定義では
「孤独」は主観的概念、ひとりぼっちと感じる精神的な状態
「孤立」は客観的概念、社会とのつながりのない/少ない状態
当事者や家族等の状況は多岐にわたり、孤独・孤立の感じ方・捉え方も人によって多様
以上を踏まえてまとめると
孤独は主観的な概念、いわいる自分が孤独、ひとりぼっちであると感じたら孤独といえます。
孤立は客観的な概念で、社会的な関係性がない状態であるといえます。
閉じこもりに関しては孤独や孤立と関係が深いものであり、相関関係にあるものと考えられます。
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