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初心者ライターがプロジェクトをゲットして3万円をかせぐ方法

気がつけばライターになり早2年。
これまでにトップライターさんたちは、AIで我々の仕事はなくなる、副業の推進でライターが増えると口をすっぱくして言っていました。うん。うん。そうだね。と話を聞きながら、それは数年先の話だろうと思っていました。

ライターになり早2年、気がつけばライターが一気に増えていたのです。

方法①採用者の気持ちをトレースする

実績がないうちはプロジェクトは取れないという旨のツイートを拝見。悲しみの渦中で書いております。

大丈夫、実績がなくても取れる。

じゃあ、なんで取れない人が多いの?

そうだねぇ……ひとえに提案文が悪いんじゃない?

身も蓋もないし、お前ごときに言われたくねーとお思いでしょう。
でも行きつく答えはこれです。

ライターが増えたことで案件1件に対してものすごい数の提案があります。失礼ながら、全部に目を通すことはできません。

1つの提案に1分かければ10件で10分。しかも提案文に実績URLがあればそれも見ます。

現状、1円案件で30件以上の提案があるのです。全文を読んでいたら他の業務に支障をきたすレベルです。

だから、採用側は流し読みをします。10分~30分くらいかけて提案してくれてるんだけど、ごめんね、たぶんほっとんど読んでません!ライターになった経緯……この案件を見つけた時のよろこび……あわい初恋……愛を伝えることもできなかったあの日の思い出……こっちも忙しいんだよ。

最初のポイントは、採用者の気持ちをトレースして書くことです。
卑怯なんですが、ここまで読んでどう思いましたか?プロジェクトをゲットする方法としながら、それらしい話をしない。イライラしたのでは?

採用側に必要な情報から書くことで、マイナス評価にはなりません(加点ではない)。

たとえば、
・冒頭のあいさつ
・応募した理由(短く)
・過去の実績
・案件に関係した自己紹介(短く)

この4点は先に書いた方が無難です。

そして、【過去の実績】のように【】を使い、わかりやすくしておきます。ビジネス文書は一目で何が書いてあるかわかります。この点は提案文も同様です。

そして、クライアントによっては、性別や年齢、経歴も書いてほしいとあるかもしれません。指定のあるものはできるかぎり先に書きましょう。

このクライアントさんだったらどういう文書なら見てもらえるだろうか?どうやったら見やすいだろうかと気持ちをトレースして書きます。

方法②まわりを下げて自分を上げようとしない

己の文章に自信があることはいいことです。
しかし、「他の人よりもうまく書けます!」など、他人を下げて自分を売り込むのはやめた方がいいです。

なぜなら、「いい文章」は記事を載せる媒体、ターゲット、クライアントによって変わります。それもわかっていないうちから「うまく書ける」は、プライドの高さでしかありません。

自分の仕事にプライドを持つのはいいことですが……万が一、修正になった時にブチギレるんじゃないか、他のライターと共に仕事をしたらトラブルになるんじゃないかと警戒させることになります。

「うまく書ける」は、ぜひとも過去の実績で言葉を使わずに表現しましょう。

実績がない方は手間がかかってもサンプル記事を用意します。安心感がちがいます。

まわりを下げる行為は選挙の時に政治家がしていることと同じです。
「はあ?お前んとこの政党はなにしたわけ?」と思いません?

方法③能ある鷹は爪を隠す

ライターならSEO、アイキャッチ、グラフの作成などを求められることがあります。クライアントにとっても手間が省けるので助かります。

しかし、相手との信頼関係がないうちから「これできます!こっちの方がいいですよ!」と提案しまくるのは悪手です。

そんなに言うなら自分でメディアを持てばいいじゃん。こっちはこっちでやるよ。どんな環境でも後から来た人がデカい顔をすればおもしろくない。

媒体に対して意見があるのはGoodですが、相手との信頼関係を築いてからが安心です。じゃあ、その前に意見を伝えたいときはどうするのか?

そんなときは具体的な例を出して、二択にして相手に選ばせます。

(一例)
①ライターが3万円稼ぐ方法
②初心者ライターがプロジェクトをゲットして月3万円を稼ぐ方法

1はシンプルでわかりやすいですが、より具体的にして「初心者・プロジェクト・月3万円」を入れた方がぐっと刺さると思うんですよ~。クライアントさんはどっちがいいと思います?

人はフシギなもので、こちらから指示したようなものでも、二択にすると自分で選んだ気分になるそうです。詐欺師の手法の一つです。

とはいっても、多用するのは禁物。やりすぎると煙たがられます。能あるライターは信頼関係を築いてから行動しましょう。



いかがでしたでしょうか?
えへへ。普段使えないから使っちゃいました。いかがでしたでしょうか。悪いことしている気分です。小学生のときに舐めたウイスキーのよう。

ライターの仕事の取り方はいろんな方が書いています。
しかし、相手が人である分、絶対に取れる方法は存在しません。ギャルゲーじゃないから攻略方法なんてないの。あ、そうなるとこのタイトルも嘘っぱちに……?

まぁ、実績がないから仕事が取れないってことはありません。
たしかに競争ではありますが、全員が全員がまともな文章書いてるとも言えなゲフンゴフン。

あと、一つアドバイスできるとしたら、提案文を見るときの採用者は減点式です。
ライターが少ないうちは加点式でしたが、今はこの人はここが心配だからやめておこうという減点式。

ようは、減点に思わせるようなことをしなければ及第点は取れるんです。
ご自身の提案文をすでに何十件も提案されているうちの1件として眺めてみましょう。問題点がわかるかもしれません。

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