サブウーファーを作った①

こんばんは。
結構がんばってサブウーファーを作ったので、忘れない内にメモを書いておきます。
書き散らかしていたら長くなったので分割します。

前提

私のオーディオ属性は
・あまり金のないオーオタ
・普段聴くジャンルはユーロビート、アニソン、クラシック(たまに)
・あまり聞かないジャンルはEDM、HIPHOP、ジャズ
・アマプラで映画を見ることもある
といった感じです。
サブウーファー導入直前の環境は以下のようにへんてこな事になっています。

BEHRINGER UMC202HD ─ BEHRINGER CX2310 ┬ CLASSIC PRO CP500X → DENON SC-E535 (Lo)
                                      └ ART SLA-1          → DENON SC-E535 (Hi)

なので本当に書いた本人の備忘録という性格の記事になります。

なぜサブウーファー

なぜサブウーファーなのか。
ズバリ10万円給付金のせいである。
もう少し丁寧に説明しよう。
まず半年前のオーディオ環境はこんな感じだった。

UMC202HD ─ CP500X ─ DENON SC-E535

 だいたいこの構成で2年間くらい使ってきていたし、出音も特に不満は無かった。強いて言うならばUMC202HDのボリュームノブを12時以上まで上げるとホワイトノイズが酷いというくらいで、それもそこまでボリュームを上げることがほとんど無かったので実用上問題にならなかった。
 ところが私は調子のいい人間なので、せっかくお上から10万円が降ってきたのだからこの環境をグレードアップさせたいと思ったのである。ここまでは至極真っ当な流れであることは合点していただけたと思う。問題はここからである。

10万の壁

 オーディオマニア界隈で意見が対立するテーゼというものは山ほどあるが、その中でも「アンプとスピーカーにかける予算の比率」は永遠の命題の一つである。言い換えてみるとアンプとスピーカーではどちらが出音への影響が大きいかということだが、先を急ぐので深追いせずに私のスタンスだけ明らかにしておきたい。私はスピーカー派である。なので給付金の10万を、はじめはスピーカーのアップグレードに充てようと思ったのである。
 当時(現在もだが)現役のSC-E535は17cm (6 inch) ウーファーと2.5cm (1 inch) ツイーターを組み合わせた2wayバスレフ型のスピーカーで、特に英ワーフェデール社製のウーファーは低音の伸びに定評があり、中古スピーカーの中でもコスパの高さから未だに人気だそうだ。製造から既に20年以上経っているが、ウーファーのゴム製エッジにはこれと言った劣化もなく、個人的にもまだまだ鳴らせるというポテンシャルの高さを感じられた。
 そんなSC-E535と代えるのだから、新しいスピーカーは少なくとも一回り大きいものでないといけない。もちろん同等の規模のスピーカーでも良いのだが、低音の再生能力は口径に大きく依存するから、変化を体感するにはやはりサイズを大きくするに越したことはないのである。ということで20~25cm級のウーファーを持つスピーカーを探すわけだが、これが結構高いのである。当然10万には収まらないとは言え、薄給の身からすると余り上乗せできる余裕もなく、結局スピーカーの新調という案は没にせざるを得なかったのである。
 もちろん10万円+α程度で手の届くスピーカーもあるにはあるものの、規模はE535とさしたる変わりもないし、出音にあまり期待できなかったのも大きい。そして一番の決め手はこのSC-E535自身にあったのである。というのも、SC-E535の発売当時の価格は9万円であり、この1ランク上のスピーカーとなるとどうしても20万円のラインに乗らざるを得なくなるのである。ここらへんの値段感覚は、何かしらの沼に嵌っている人ならば感じたことがあるだろう。一回り上等なモノはだいたい2倍の値段になるのである。

チャンデバと2.1ch

 ということでスピーカーの新調を断念したからには、SC-E535のポテンシャルをなんとしても引き出さねばならない。そう考えたのである。そこで真っ先に思いついたのはバイアンプ駆動であった。幸いにしてSC-E535のターミナルはバイアンプ駆動にはじめから対応しており、チャンデバやバイアンプ対応のパワーアンプを使えばさしたる苦労もなくバイアンプ駆動ができたのである。今回はチャンデバと2chパワーアンプを追加することでバイアンプ駆動とした。
 チャンデバはBEHRINGERのCX2310を購入したのだが、これを選んだのには理由がある。このチャンデバは2.1ch構成を組めるのである。確かバイアンプ駆動にしようと思った辺りからサブウーファーも導入しようと考えていたはずなのだが、それがチャンデバありきで考えていたのか、その前からなのかは残念ながら思い出せない。しかし、適切なユニットに適切な周波数帯を割り当てて個別のパワーアンプで駆動するというバイアンプの基本的なアイデアを演繹していけば、極低音域はサブウーファーに任せてしまった方が良いという考えに至るのはそう不自然なことではないだろう。
 こうしてサブウーファーを導入するという方向性が形作られていったのであった。

つづく(たぶん)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?