モネリスト

西洋美術(中でも19〜20世紀)が大好き💕美術と絡めて、文学や歴史・音楽・映画、旅など…

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西洋美術(中でも19〜20世紀)が大好き💕美術と絡めて、文学や歴史・音楽・映画、旅などのあれこれを記していきたいと思います。フランス🇫🇷好きです!

最近の記事

横浜美術館「トライアローグー語らう20世紀アート」

こんにちは、モネリストです。 すっかり冬眠していました。 気づけば2021年も早2か月が過ぎようとしている! …という焦りのような気持ちを抱えつつ、もうすぐ一旦お休みに入る横浜美術館へ行ってきました。 お目当ては「トライアローグ-横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション-」 本展覧会は名前の通り、上記の3館が共同で各々の20世紀西洋美術所蔵作品を展示したものです。 トライアローグ(Trialogue)とは、三者会談という意味ですが、まさに、

    • 今こそ、見て欲しいこの5作

      こんにちは、モネリストです。 美術館が少しずつ動き出してきましたね。 どこかおっかなびっくりという感じのリスタートですが、足を運べる美術館があるというだけで心が落ち着きます。ありがたや。 今日は、NHK日曜美術館のHP「日美ブログ」にて掲載されている「#アートシェア今こそ、見て欲しいこの一作」 www.nhk.or.jp/nichibi-blog/sp/ を真似っこしてみたいと思います。 というか、様々な美術愛好家の選ぶ作品を見ながら、もし自分がこのオファーを受けたとし

      • 「この日」に思うこと

        こんにちは、モネリストです。 なんだか気持ちがザワザワ、ゆらゆらしています。 テレワークにステイ・ホームにソーシャル・ディスタンスに、東京アラートも出て来たぞ。あ、スマート・ライフとかもあったっけ⁈ うーんもうカタカナ語の波に飲まれて溺れそうです。テレワークはともかくとして、その他の言葉はほんの数ヶ月前には耳にすることさえなかった… これを時代の変化というなら致し方ない。 でも、もっと人間の汗や声や息遣いが感じられる、まさに人間の営みによって作られた空間が、時間が存

        • おうちでお花見

          こんにちは、モネリストです。 外出自粛の週末ですね。東京都では、桜の名所と言われる上野恩賜公園や代々木公園なども封鎖されています。 今が見頃と咲き誇る桜たちも、可哀想にさしずめ無観客試合といったところでしょうか。 お籠り中の皆様各々の楽しみ方を見つけられていることと思います。 アート好きモネリストとしては、もっぱら録り溜めた古い映画を見たり、画集や展覧会のカタログを眺めたりしていますが、フォローしているパリ・オルセー美術館やルーブル美術館、日本の大塚国際美術館等から配信

        横浜美術館「トライアローグー語らう20世紀アート」

          アーティゾン美術館 開館記念展「見えてくる光景」

          こんにちは、モネリストです。 2月末頃からのテレワークで、お籠り生活もはや1ヶ月になろうとしています。 通勤、いや痛勤電車に乗らなくていいのは最高ですが、すっぴんにメガネで平気になり、おまけに運動不足で体重は増え… こりゃいかん、人並みに身繕いをして街に出なければ!ということで、久しぶりに美術館へ行ってきました♪ アーティゾン美術館。ブリジストン美術館と言ったほうがピンとくる方が多いかもしれません。 1952年石橋正二郎氏によって創設されたブリジストン美術館は2015年

          アーティゾン美術館 開館記念展「見えてくる光景」

          ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展

          こんにちは、モネリストです。 2020年が来ましたね。 今日は小正月にあたる1月15日。小豆粥を食べる風習があるそうですが、私は「いいいちごの日」の方に引っ張られてしまい、朝からいちご🍓を9個も食べました! おっと、何故ここでよりにもよって、苦しむの「9」なんだっ!ラッキーセブンや末広がりの「八」で止めておけなかった我が食欲に呆れます(笑) 今年もこんな感じで詰めの甘さを露呈しながら進むことになりそうですが、小正月にちなんで新年の決意なんぞを記しておきたいと思います。

          ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展

          ブダペスト展 ヨーロッパとハンガリーの美術400年

          こんにちは、モネリストです。 毎年恒例の今年の漢字が「令」に決まりましたね。 さて、自分にとって今年の漢字はというと、「美」です! そのココロは、今年も多くの美術館へ足を運び、様々な「美」と出会い、改めて美術っていいなあと噛み締めた一年だったから。 「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400年」では、まさにそんな一年を象徴するかのような、珠玉の作品達と出会えました。まだまだ自分の知らない名作・名画家がこんなにいるんだと、胸が熱くなりました。 本展覧会は、日本と

          ブダペスト展 ヨーロッパとハンガリーの美術400年

          「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル」東京会場 もうすぐ終了

          こんにちは、モネリストです。 だんだん年末感が街に溢れてきたような。ポインセチアやイルミネーションを横目に、私はとにかく展覧会スケジュールのチェックに追われています。 本展覧会は「色彩の巨人デュフィ、ここに極まる。」という副題がついています。ふむふむ、マティスが色彩の魔術師ならデュフィは巨人ときたか。 私のイメージは巨人というより、色彩のイイ男? 色彩のイケメン…うーん例えるのが難しいけど、何というか巨人という言葉から感じられる大御所感、お偉いさん感みたいなのは違う気が

          「ラウル・デュフィ展 絵画とテキスタイル」東京会場 もうすぐ終了

          いい本読んだ『失われたアートの謎を解く』

          こんにちは、モネリストです。 最近読んだアート関連本で、色々考えさせられた本があります。 新刊本『失われたアートの謎を解く』。著者は超有名なアートブロガーの青い日記帳さんです。 タイトルの通り、盗難や戦争、テロ等により失われた美術品に関して、その出来事の背景や顛末がわかりやすく書かれています。それらはもとより、私はその他の理由ー依頼主または画家の事情などーにより美術品が失われたり破壊されたりしたという、何とも人間臭いケースに惹きつけられてしまいました。 花の都パリを代表

          いい本読んだ『失われたアートの謎を解く』

          美術検定を振り返る

          こんにちは、モネリストです。 落ちています。どん底です。 なぜか? 落ちたからです。 何のこっちゃ⁈…と突っ込まれそうなので、恥をしのんで… 11月10日日曜日に美術検定2級を受けてきました。昨夜、正解がアップされ自己採点した結果、落ちたことを確信した次第です。 うーん、悔しい。悔しすぎる。でも、あのマネだってサロンに落ちたよなぁ…なんて、悔しさのあまり、マネと同じ物差しで考えちゃってます(全世界のマネリストさん暫しお許しを!) そうそう、落ちたからこそナポレオン3

          美術検定を振り返る

          パリの画家、1924

          こんにちは、モネリストです。 ハロウィン騒ぎが終わり、11月に。 昨秋、三菱一号館美術館のフィリップス・コレクション展で買ったわが家のカレンダーも、ドガとブラックの2枚を残すのみとなりました。 さて、待望の三連休♬ 初日は☕️片手に読書と決め込んで、出番を待ってたアート本を読みまくりました。その中から2冊をご紹介。 まずは『パリの画家、1924ー狂乱の時代のインタビュー』 著者はフロラン・フェルス(1891〜1977)というパリのジャーナリスト・美術評論家。芸術家たち

          パリの画家、1924

          印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展

          こんにちは モネリストです。 今日は、10月30日から始まる展覧会「印象派からその先へ ー世界に誇る吉野石膏コレクション」の内覧会に行ってきました。場所は三菱一号館美術館です。 雨に濡れた秋の夕暮れ、この時間帯の三菱一号館美術館は雰囲気があって素敵です。窓を飾る優しげな少女は、ルノワール《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》。 この絵は油彩ではなくパステル画で、発色の良さ・色を重ねても混色しないなどパステルならではの特徴が生きているとのこと。確かに、髪につけたリボンや服の青がと

          印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション展

          オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリを愛した12人の画家たち

          こんにちは、モネリストです。 前回に続き、大好きな印象派ならびにエコール・ド・パリの作品が揃い踏みの展覧会について記したいと思います。 「パリに恋した12人」、うーん、私も13人目に加えて〜と全国のパリ好きさんに言わせちゃう絶妙なタイトルですね。その12人が誰なのかは見てのお楽しみということで。 横浜美術館で開かれている本展覧会では、コレクターの画商ポール・ギヨームと、彼の死後コレクションを守り発展させたドメニカ夫人の足跡についてもスポットが当てられています。最近こ

          オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリを愛した12人の画家たち

          コートールド美術館展 🖼

          はじめまして、モネリストです。凄まじい台風の後、一気に秋が深まったような…。秋の夜長に大好きなアートに浸りたいなぁということで、このブログを始めました。展覧会やセミナー等の記録ノートも兼ねて、思うことあれこれ綴ってみます。 まずは、現在東京都美術館で開催中の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」から。 実業家で美術品コレクターであったサミュエル・コートールドの収集品を中心に、印象派・ポスト印象派の作品がズラリ。印象派ファンの私にとっては涎ものの展覧会。ちなみにロン

          コートールド美術館展 🖼