ミステリアス盤上遊戯


将棋を題材にした漫画や棋士が書いた本をたまに読むんですけど、肝心の将棋のルールは未だによくわからないんですよね。「味方の歩が敵地に入ると金になる」という噂は又聞きしたことがあります。おそらく、敵に金銭をもらって寝返ったんでしょう。随分と現金な駒ですね。そういう奴は嫌いじゃない。むしろ好ましい。

現時点で私が確実にわかっているのは「敵の王を絶命させれば勝ち」ということだけですね。疑問なんですが、追い詰められた王は命乞いとかするんでしょうか?それとも、潔く自分の負けを認めて、辞世の句を詠むんですかね。まぁ駒というのはその性質上、人語を介さないので、たとえどんなに素晴らしい句を詠んだとしても無駄なんですけどね。無念でなりません。

少し前に「将棋の駒はそれぞれ動き方が違う」という都市伝説を小耳に挟んだのですが、果たして本当なのでしょうか。だとしたら一大事ですね。こうしてはおれぬ。私は将棋の駒については全く詳しくないんですけど、気になる駒はいくつかありますね。女性同士の会話でよく耳にする「ちょっとアケミ~最近、気になる人いないの~?」っていうやつですね。アケミさん元気ですかね。

それで、私が気になる駒は飛車ですね。「飛ぶ車」と書いて飛車ですからね。まだ実用化されていない飛ぶ車ですから。この駒は完全に未来の方向を目指してますね。おそらく、他の駒からは尊敬と軽蔑の眼差しを向けられているんでしょう。愛憎ってやつですね。ターンオン、チューンイン、ドロップアウト。

その他に気になる駒は「角」ですね。どうやら界隈では、角行(かくぎょう)と呼ばれてるらしいですね。角行ということは、読んで字の如く、角に行きたがる性質を持っているんでしょう。猫まっしぐらならぬ角まっしぐら。他の事物には目もくれずに、一心不乱に角を取りに行く。オセロやアタック25に最適な駒ですね。

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