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謹賀新年🎍

昨年は誰も経験したことのない一年だったのではないでしょうか。観光に携わる私は色々な思いを経験し、その中で学んだこと、見出したことが数多くあります。我慢の年でもありました。どうぞ能登半島へ旅行に来てくださいとは言えず、しかし能登半島のPRをしていかねばと思い、出来る限りの方法で私らしいPRをしました。そこまで私を掻き立ててくれたもの。それは…。

一通のメール

「能登デスクさん。僕の生きがいの祭りが無くなってしまいました。」と、県外に出ている若者からメールが届きました。能登半島では夏にキリコ祭りという祭りが各地域で行われその祭りを生きがいにしている人々が多くいらっしゃいます。祭りに合わせて一年を過ごしていると言っても過言ではないほど。しかし昨年は感染拡大を考慮し全ての祭りが無くなり、神事だけ関係者のみでひっそりと行われました。

わかっている。命より大切なものはない。それはわかっているけど…という心の内を持った方が多かったのではないでしょうか。そのメールをもらってから私の考えはガラッと変わりました。PRの手と足(文字を打つ手と取材の足)は止めてはいけない、キリコ祭りの神事を生配信しようと思い現地に飛びました。少しでも伝わるように、感じてもらえるように。その取り組みが、テレビ出演、ラジオ出演、新聞掲載など多く取り上げていただき嬉しい限りでした。

伝えるとは、伝わるとは

能登半島に存在する行事ほとんどが伝承行事だなと思います。しっかり若者が引き継いでいる。それを苦ともせず自ら行っている。小さいころから見てきた風景だから必ず成功させたい。自分の子供にも伝えたい。

伝わるってこういうことだなと改めて思いました。

キリコ祭りに関して詳しくはこちらをご覧ください。 

2021年はどのような年になるのか見当もつきませんが、少しでも笑顔の戻る一年でありますよう願うばかりです。私に出来ることなど微々たるものですが自分の中にある信念は曲げずに今年も能登半島の魅力を私なりにPRしていこうと思います。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

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