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NOTO CHOICE No.19 淋しさと向き合う 

淋しさと向き合う

千畳敷を地形だとみる人もいるだろうし、私みたいに向き合うことができる場所ととらえる人もいるでしょう。そもそも千畳敷を捉えず通過する人もいると思います。
わざわざ旅行先でという人が多いかもしれません。しかし旅行先での内省で得られることを想像してくれる方が読んでくださればと思います。

以下は、向き合うことができる場所という視点に基づいて書き残します。
淋しさと向き合うには、一人旅がしやすい人もいるだろうし、複数人での会話でという人もいるでしょう。誰かと一緒に旅をする時、相手と淋しさと向き合える関係も素敵だし、敢えて向き合わない関係も心地いいと思います。

さらに、ここからはそんな、向き合う前提が成り立った方へ。

向き合い続けることは壁が高い。辛さが優ってしまう人、自分ははそんな人です。本を読んで作者、筆者の考えを触ってなぞってみるときも考えに触れ続けてやっと自分の考え、論理(?)、感情に折り合いとつけているだけです。
しかし、うまくできたもので、この場所はAをする場所であると盲信することで、実際にAをできたりするものです。
また海に開けつつ、特異ながらも穏やかな感情にさせてくれる、開放的な構造であったのかもしれません。

この記事を書いている本日は星の王子様ミュージアムが閉館します。もう1回行こうと思っていましたが、行かないという選択をしました。ちょっと淋しさを誤魔化すために大袈裟にいうと、英断だったと思います。

文字に淡々とした思いを載せていたら、珍しくすこし淋しくなりました。千畳敷でも行きたい気分です。

千畳敷にて

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