世界の名ボクサー:マイケル・ドークス②「ショート連打のヘビー級」

WBA世界ヘビー級王者。世界王者になる前の試合&世界王座奪取。ジョン・L・ガードナー戦、リン・ボール戦(北米王座戦)、マイク・ウィーバー戦(初戦)を紹介します。

マイケル・ドークス(アメリカ)
身長190cm:オーソドックス(右構え)

①マイケル・ドークス 4R TKO ジョン・L・ガードナー
(ヘビー級戦、1981年)
(ダウンシーン)
4R:左フックでガードナーがダウン
(感想:無敗を続けるドークス。プロ22戦目。ガードナーは英国・ロンドン出身の白人。これまでの試合はほとんど地元だが、英国王座、英連邦王座、欧州王座を獲得。ドークスと戦ったことがあるジミー・ヤングに判定負け、オジー・オカシオにKO勝ち。デトロイト「ジョー・ルイス・アリーナ」での一戦。アフロヘアーのドークス。速いジャブ、そして右ストレート、左右フック、ボディ打ち。ガードナーはファイタータイプでダッキングしながら勇敢な攻め。右ストレートが特に強い印象。ただ、攻めるときのディフェンスに甘さがあり、左フックを打たれる。4R、タフなガードナーだが、ドークスの正確なパンチが次々にヒットしてピンチに。そして強烈な左フックで痛烈なダウン。レフェリーがすぐさま試合を止めたほど強烈なダウンだった。ドークスがスピード&ディフェンスで勝利。「勝てる相手」とこれ以上やっても仕方がないと思えるほどの強さだった。ガードナーはやはりディフェンスに問題が。その後、三試合やって引退。)

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