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記事37:毎日が防災の日、の話

Maison book girlを聴きながら書いています。と言ったところでMaison book girlを知ってる人もいなければ、これを読む人もいない。虚無の世界ぷかぷか。

昨日今日と在宅勤務をしているが、気の散り方がプロの守備範囲になってきた。4月〜5月にほぼ毎日在宅勤務をしていた頃、こんなだったっけ。
今日は家から一歩も出ていないので、もう何もない。窓越しにベランダをぼんやり眺めながら過ごした。

今住んでいる部屋は、ベランダに避難はしごがついている。パカっと開けてズルッと降ろすと下の階のベランダに行けるというやつだ。簡単に言ったが、使い方をよく知らない。蓋のところに書いてはあるが、これを使うほどの緊急時にそれを読む余裕はあるのだろうか。
あと、玄関から逃げるよりベランダから逃げた方がいい、というのはどういう状況だろうか。

玄関が燃えている、とか。エレベーターは止まっていて、かつ外の階段の前が燃えている、とか。
何より、避難はしごを使って1階まで降りるときに何だか怪我をしそうだ。金属の枠のとこに腕をズサっと擦るとか。はしごの繋ぎ目のところに手の皮膚が挟まるとか。こーわい。

こんなのでも数ヶ月に一度の点検がある。思うに、点検業者が小銭を稼ぐためにこういうものは設置されている。
前に住んでいた部屋にも避難はしごがついていた。今住んでいる部屋では点検時は在室をするように、と言われているが、前に住んでいた部屋ではそうでもなかった。不在の場合は管理人が立ち会いのもと点検業者を部屋に入れますよ、という。

勝手に入られて困るようなことはないのだが、なんとなく気持ちのいいものではない。でも大体が平日の昼間に点検が行われることが多かった。

そうするとまぁ仕方ないので留守の間に点検に入っていってもらう。夜に帰宅しても、もちろん特に目に付く変化はない。本当にプロフェッショナルの泥棒が入ったらこんな感じなのかな、と思った。そんな泥棒はNHKか情熱大陸に密着されてほしい。

点検が行われたのであろうベランダをふと見ると、ベランダのサンダルがきれいに揃えられてこちらにかかとを向けている。
僕が使ったあとは、ベランダから部屋に入るときなのでいつもつま先がこちらを向いている。かといって、点検業者がサンダルを使ったとも思えない。
大家か点検業者の人が、揃えていってくれたのだ。

どちらなのか分からないが、とても信用できるなと思った。と同時に少し恥ずかしかった。

〜今日のハイライト〜
『蓋のところに書いてはあるが、これを使うほどの緊急時にそれを読む余裕はあるのだろうか』と書いた。「あるだろうか」ではなく「あるのだろうか」にした。
後者の方が、「いや、ないでしょう」というニュアンスを多く含んでいる気がしたので。説明したがるところ、日本語ラップ好きの奴共通のよくないところ。

The Beatles『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』

近しい人に話したこともほとんどないが、ビートルズは一通り聴いている。大学のときにふと、ビートルズは聴いておかなきゃいけないんじゃないか?と思ってレンタルなどを駆使して揃えた。
一番のお気に入りはこのアルバムだ。架空のバンドのライブというコンセプトが秀逸だし、世界初のコンセプトアルバムだと言われている。気もする。(10年以上前にネットで読んだ情報ゆえ曖昧)

でも真のビートルズ好きからするとこのアルバムをフェイバリットに選ぶなんて浅はかだと言われるだろうし、貼る動画が『A Day In The Life』だなんてミーハーすぎて論外なのだろう。

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