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妻が妊娠中、夫に必要な3K

一昔前ですが高身長、高収入、高学歴の男性がモテるとされて3高などと呼ばれていました。付き合わない方がいい男性の職業で3Bなんてのもあります。Bは美容師、バーテンダー、バンドマンらしいです。そんな感じの括りで、妻の妊娠中、夫に必要な3Kというのを考えたのでご紹介したいと思います。あくまで僕の持論ですので参考程度にご覧下さい。


そもそも何故こんな事を考え始めたかと言うと僕は気づいてしまいました。

妻が妊娠中、夫はとにかく無力だということに。

産むのは母親。つわりで辛くなるのも母親。お腹が大きくなって動きづらくなるのも母親。飲食で制限がかかるのも母親。足が浮腫むのも腰が痛くなるのも母親。全て母親が引き受けます。
お腹の子を育てるという意味で父親が出来ることはほとんどありません。

じゃあ夫に何が出来るのか?そこで考えたのが3Kです。

⚫︎一つ目のK


まず一つ目のKは〝感謝〟です。
自分の無力さに気がついたら〝自分には出来ないこと〟を僕の妻はしてくれているんだと全力で感謝しました。大変な事を全て引き受けてくれるわけですから生きてくれているだけで、それはもう大感謝です。隙を見つけたら『ありがとう』と伝えていました。最初の方は『何が?』と毎回聞かれましたが『いや、お腹の子を育ててくれて』とその度伝えました。

妊娠中はメンタルが不安定になりがちなので、感謝を伝えて少しでも気分が軽くなればとも考えました。

⚫︎二つ目のK


二つ目のKは〝会話〟です。
僕は整体で働いているので妊婦さんやママさんと接する機会が多く妊娠中の注意点などたくさん教えてもらう事がありました。そこで聞いた事をたくさん妻と話しました。他にも今は何がつらいのか?産まれるまでにしたい事はないか?などたくさん会話をしました。話す事で相手の状況や体調、求めている事もよくわかりました。
妻の妊娠中、コロナ禍という事もあり飲みに行くのを一切やめました。2人で話し合う中で、そうする必要があると感じたから自分の意思でそう決めました。芸人をやっていたので打ち上げの誘いも多々ありましたが全て断りました。その甲斐あって、妊娠中の夫婦関係はかなり良好でした。
他にも会話をたくさんする事で何が辛いのかを知る事も出来、整体の技術を活かす事が出来ました。足の浮腫みを解消するためにオイルで流したり腰を揉んだりなど。
あとは妻だけじゃなくお腹の子にも会話というか一方的に話しかけました。妊娠が発覚してから産まれるまで毎日200日以上話しかけました。コロナにかかって数日は話しかけられない時もありましたが。
これに関しては子供に声を届ける事もそうですが妻に対しても同時に感謝を伝えたり出来るので是非おすすめします。

⚫︎三つ目のK


感謝と会話が大事だなと思い始めたころ何かもう一つあれば3高、3Bみたいに括りやすく3Kと言えるのになと考えました。Kのつく言葉でいい物はないか?
協力、気遣い、健康、共感、、、
なんかしっくり来なかった僕は妻に直接聞く事にしました。もう一つKのつく言葉で何が必要だと思う?そう聞くと妻は即答しました。

〝興味〟

これが三つ目のKです。これを言われた時にバチっと三つ目のKにハマる感じがありました。子への興味はめちゃくちゃ大事だなと。しかし同時に〝やばい〟とも思いました。
妻への感謝や会話は意識していました。ではお腹の子への意識は強かったかと聞かれると妊娠初期はそうでもありませんでした。初めてエコー写真を見せられた時の僕の反応は「へ〜こんな感じなんだ」と薄い反応でした。妻はすごく目を輝かせて「これエコー写真!こんなにちっちゃいんだよ!」とかなり嬉しそうに写真を見せてくれたにも関わらず、僕の反応と言ったら実家で出されるカルピスぐらい薄い反応でした。
妻に3Kを聞いた時「興味」とすかさず答えたのは、すごくそれを求めているからなのだとわかりました。子がお腹にいるうちは実感も湧きづらく、ましてや夫側からしたら自分のお腹にいるわけでもないので、興味が湧きにくい事もあるかもしれません。しかしこの興味こそが夫婦の会話をもっとも生む話題に我が家ではなっていました。

最後に

我が家ではお互い「ありがとう癖」がついています。些細なことでもお互い頻繁にありがとうを伝えています。子が産まれてから毎日子供にもありがとうと伝えています。そして、そう言えるように関係性を構築していくのは会話です。その会話は子への興味があればあるほど生まれていきます。興味→会話→感謝のサイクルを妊娠中以外でも大切に出来ると良いと思います。

妊娠出産はリスクを伴います。無事に産まれる事は奇跡と言っても過言ではありません。その奇跡を叶える為には夫の力は必ず必要になります。冒頭で夫が出来ることは少ないと書きましたが、少ないながらも効果は絶大です。是非男性の皆さんは力になれるよう全力を注いでみてください。

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