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年内辞める確率日記8.31


最近気づいたというか、改めて確認した事がありました。

芸人辞める確率日記なるものを書いてきましたがそもそもそれが間違いだったのではないかと。

日記を書いた事自体は全然いいんです。今時、芸人が本音とか言うのもアリだと思います。

ただ

芸歴10年目になって何とか現状を変えられないかと〝覚悟〟や〝気合い〟などをより強くするために年内結果出なければ辞める宣言などもしてきました。

これが間違っていたもしれないのです。

辞める宣言も大いにけっこうなんです。何が間違っていたかと言うと〝覚悟〟とか〝気合い〟とかそういう感情がそもそも要らなかったのではないかと。



何でこんな事を思ったのか。



キングオブコントの1回戦が今年は特に倍率が厳しく合格率が10分の1とかでした。キングオブコントやM-1がダメなら辞めなければいけないと思っている僕は一回戦の合格発表をめちゃくちゃドキドキして待ちました。
一回戦は合格しました。合格者の中に名前を見つけた瞬間、床に顔をふせて『良かった、、まだ芸人続けられる、、』と泣いていました。

そして2回戦まで気合いを保ちつつ全力で臨みました。出来は悪くなかったと思います。でも他の芸人の方がたくさんウケていたので『ダメかも』と悟りました。

案の定2回戦は不合格でした。深いため息をついてこんな事を思いました。


『お笑いってこんな気持ちでやるものか?』


僕は熱血スポーツ漫画が好きで『気合い』とか『覚悟』みたいな物は人間を強くする要素みたいに考えていました。

でもこれはスポーツじゃないんです。お笑いなんです。

いかにふざけるかバカな事をするかなのに何を真剣に臨んでいたのかと。

お笑いの話で真剣にバカな事をやるからかっこいいとか、よく聞きますけど所詮お笑いなんです。

それを気合いだとか。合格して泣くとか全然違うなと。

キングオブコント終わりでそんな事を感じました。

M-1前はなんかいろいろ吹っ切れて緊張もほとんど無くやり切れました。それなりに楽しめたと思います。

M-1の1回戦、合格した時は『ふぇ〜い』と言いながら変な舞いを踊りました。

キングオブコントで1回戦合格した時と全然違うリアクションでした。

これでいいんだと思います。

覚悟とか気合いとかの為に辞める宣言もしてきましたがあまり効果的ではなかったかもしれません。

まあせっかくなんで続けてもいいと思える結果を出して芸人続けられたらと思います。


と、ここまで書いて先日ライブに行ってきましたがその日のライブはネタ中5回ほど噛みました。

ある程度の緊張も気合いも必要ですね。


年内芸人辞める確率70%






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