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黒田監督(町田ゼルビア)の記事を読んで

GOETHEに掲載されている黒田監督のインタビューを読んで、自分に置き換え、学びをまとめました。


【結論】
仲間のキャリアの理想像の過程に今があり、そこから脱線しないよう、また理想像に変化がありそうならば、その都度フォロー(ティーチングやコーチング等)を合わせることが重要。



黒田 剛
1970年生まれ。大阪体育大学体育学部卒業後、一般企業等を経て、1994年に青森山田高校サッカー部コーチ、翌年、監督に就任。 以後、全国高校サッカー選手権26回連続出場、3度優勝。2023年よりFC町田ゼルビアの監督に就任。「2023明治安田生命Jリーグ 月間優秀監督賞」2・3月度(J2)を受賞。


タイミングの悪い説明は単なる自己満足!

話す人と聞きたい人のタイミングが合っている。そして相手が聞きたい内容と話をする人の内容が合っている。
さらに聞きやすさも含めて、上手く話す人というのはタイミングと内容のポイントをしっかり押さえていると思います。大事なのは自分が何を喋りたいかではなく、相手が何を聞きたいか、どのように聞きたいか、どんなメッセージが響くか、そしてタイミングを逃さないことです。そうすると、積極的に聞いてもらえるのです。

ここは個人的にも意識をしているし、大事だと思っている点です。

自分自身の感情ではなく、「いつどのように伝えることで、相手のためになるか?」と考えながら、コミュニケーションは取るべきだと思います。


「哲学者」ではなく「思想家」に近い

自分の描いたイメージにチームや選手達を当てはめようと考えること自体が私の哲学にはないのです。どちらかというと「哲学者」というよりは「思想家」に近い感じなんだと思います。

自分自身に置き換えると、仲間の得意不得意を理解し、成長曲線をイメージし、その過程に実行している業務があるかどうか、それが今簡単にできることなのか、難しいことなのかを考えながら、施策なども一緒に考えたりしています。

それは黒田監督の言う「思想家」に近いのかなと感じました。


監督として大切だと思うことは、「変化に敏感であること」「即座に対策を講じられること」「常に現状を上回れるようイメージできること」そんなことではないでしょうか。

自分自身に置き換えても、状況の変化はかなりあります。
顧客や候補者の状況変化、逆に変化が起きていなかったとしたら、変化が起きていないことに対して違和感を感じ動きを見直すくらい、変化に対しては意識すべきだと思っています。


失点の原因は「原理原則」を怠った悪い習慣にあり

ベテランや中心人物ほど、気をつけるべきだと感じます。
自戒も込めて、習慣は見直し続けるべきですし、アップデートが重要なことだと思います。


昨シーズンの50失点をすべて見返して、チームの「悪い習慣」を細部にわたり考察し、ある程度改善できたことが大きいです。

プロだからこそやり切れていないことがあったり、緩いトレーニングが習慣化していたり、人によってはプレーに対する態度が横柄になっているところもありました。プロという根拠のないプライドが邪魔をして、基本的なことを習得する柔軟性や思考力が欠落している状態もあったことでしょう。

まさにこの部分、過去の成功にすがり続け習慣を見直せないと、老害になると感じます。


以上です。

※黒田監督のインタビューは下記サイトにまとまっています。
 休日返上で試合の分析をしていたり、ルールを決めたり、参考になることが多くありました。

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