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ゆるみの時間⑥身体を動かすことで気持ちを動かす

絵を見て感性が拓くことがあったり、
人と過ごしててやる気が起きたり涙をすることがある。

単に物体や生き物を見ているだけで自分に変化が起こるってことを、みんな自然にやってるんですよね。

この凄さ、わかりますか?
僕は人の発信と受容についてすごく興味が湧きました。
(元々はパートナーシップという観点のみでこれを考察してました)

母のおにぎりはなぜおいしいのか?
人に「ありがとう」と言ってもらえたとき、なぜこんなにも心が温かくなるのか。

どうやら気持ちを込めるとか、
気持ちを乗せた何かを手がけると、人に変化を促すことがあるらしいと気づきました。

一方でどれだけ気持ちを込めたものを人に渡したとしても、その人の受容体が不十分だと、受け取れないという現象が起きるとわかりました。

派生して、気持ちが特にこもっていないもので変化する人は、必ずしも進化の意味での変化ではないこともわかりました。

おもしろいのは、受容体ができている人は受け取れる準備ができているので、次々と気持ちのこもったモノ、言葉、場などに出会うということ。

お互いの尊厳を思いやる気持ちや、感謝の気持ちが交錯したとき、なんともいえない凄まじき心地よい空間がつくられます。

その空間の人が人を呼び、不思議と似た人が集まるということもわかりました。

そもそも純粋なる気持ちは本人にもわかっていないことが多く、気持ちを乗せるにしても「気持ち」自体がわからないこともあるようです。

課題としては、
①自分の純粋な気持ちに気づく
②受け取れる受容体をつくる
③気持ちを乗せた表現を発する

となってくるわけですが、
③の表現を発するについては①と②が起こってくると自然に身体が動くことがわかったので、ひとまず①と②に日々、着手しておけばよいと考えました。

①と②は、単純に考えれば順番として捉えられますが、人は人を通じて成長することもあり、必ずしも引きこもって自分哲学を構築するだけでは足りず、人の気持ちを受け取ることで自分の純粋性に気づくこともわかりました。

なので①と②は内なる自分と他人の行き来が常に行われていると言っていいでしょう。

さて、この課題に取り組むにあたる障壁として、「気持ちはどこから湧くのか」がありました。

すっからかんでまったくやる気が出ない3年の中で、毎日日記やノートをつけていたからこそ変化を観察することができました。

最初は脳と思いました。
左脳で考えたり右脳でイメージしつつ、どう感じるかを「気持ち」として具体化していく作業が行われていくのではないかと。

次に心というものが存在するとして、心が動いたときに気持ちが湧いてくるというもの。心は実態がないですが、なんとなくみんながそこにあると信じてるものと思います。

心については宗教や心理学の分野で多くの人が説いていますが、宗教では神や仏の領域でより抽象的になり、心理学ではあくまで統計による結果によるもので傾向を知るに過ぎません。
なんとなく、ということでしたらやはり心なのだろうなとは思ってます。

そして身体。
気持ちが湧いてくるのは身体からなのではないか、となっているのが今です。確信に近い実験中です。

家事をしてて気づいたのですが、遅く帰ってきて洗い物と洗濯物が溜まっていると、なんだかやる気が起きないことがあります。
でもいざ始めてみると、ゴールが見えてきてよりやる気が加速したのです。

散歩してみると身体がほぐれるだけでなく頭もスッキリして、体内の巡りがよくなった気がします。その状態になったとき、気持ちが前向きになるのを感じました。

体操やボディワークで身体を動かしてみても、次々と自分の思いが湧いてくるのを感じました。身体と心の連動をとてもわかりやすく捉えることができました。

じっとしていると正しい正しくない、良い悪いなどで物事を捉える傾向にあり、また、視界も他人や世界を見ずに自分の領域に狭まることもわかりました。

身体を動かすことは健康につながる程度に捉えてましたが、やり続けるうちに純粋性、受容体の生成、それらを表すアイデアにもつながってくることがわかってきました。

そうしようと思って始めたことではないですが、結果として先の①〜③の課題解決に役立つものとわかりました。

本を読んだり先生の元に通って身体を動かすことについて学んでいくと、脳、神経、骨、筋肉に伝わる動きは、すべて気持ちにも関わってくるとわかりました。

誰かへのプレゼントを考えるにしても、ゆる体操前は頭で考えて「一般」を考えていたのが、後は気持ちを中心にして考えていたことがわかりました。

半年ほど続けて少し間を空けてみると、元の思考に戻ることもわかりました。なにごとも継続してこそ力になります。

これは現代社会に生きる者として仕方ないこともあり、四方から左脳優位、いわゆる正しい正しくない、良い悪いの思考にさせられる発信を浴びせられることが要因です。

身体を動かすことと同時に、筋肉にも注目することとなりました。

関連して心理を学ぶにあたりトラウマというテーマがありました。
トラウマは過去の筋肉→神経→脳の動きの固定をストックしていて、スイッチが入ると発動する現象と認識しています。

たとえば両親にお金がなくて、お金のこととなるとすぐに喧嘩になり、お金は汚いものとして覚えたとします。するとお金をもらうとかお金の話をするときに筋肉が反応し神経から伝わり脳が「警戒せよ」と発令し恐れが生まれます。

危険を察知し身構えるのは人間の正常な機能ですのでそれ自体は問題ないのですが、もう終わったことをいつまでも固定する必要はないですよね。

これも、筋肉の反応を変えればいいだけなのです。お金のこととなると力が湧いてこないのであれば、お金の捉え方を変えていきます。

そんなわけで、
身体を動かして純粋なる気持ちが湧いてくる土台をつくる、過去の固定したストックを持っているなら、それをほぐす、この2点を同時にやっていけば、それなりに整った心身をつくることができると考えました。

そこで生まれたのがゆるみの時間です。
ゆるみの時間はゆる体操とアロマセラピーというきっかけで、心身をゆるませることをコンセプトにした時間です。

身体と心がいい感じでほぐれたり安らいだり和んだりというのを総称して「ゆるむ」としました。
「整い」も含まれますが、瞑想やサウナなどで見られる整いとは違うので、あえてそこは強調しません。

あくまでゆるみの時間は、気持ちは身体から起こってくるのではないか?という確信に近い問いから生まれた、僕なりの純粋性と受容体生成を同時に育てる場なのです。


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次回は5/26、6月は6/30です。

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