ゆるみの時間② おもしろいことになってきた

東村山の百才(ももとせ)という場所で、”ゆるみの時間”というワークショップを定期で開催することとなった。

ゆるむというと横になってリラックスしたり、温泉にゆっくり浸かったりといったイメージでとらえる人が割と多いことがわかった。

実際には頭や腕、足などの一部をゆるませることで全身のゆるみにつなげるというエクササイズのことだ。

ゆるみに注目したのは2022年末のことだ。
彦根由美氏の動禅ワークショップに参加してみて、身体の底力を発揮する体験を通じて身体の可能性について考えるようになった。

人間の身体というのは慣れ親しんでいてあまりに身近で、探求するなら別のものをと思いがちだが、実に神秘的で深い代物なのだ。

ブログで活動について発信していく予定だが、このnoteではゆるみの時間について思ったこと、感じたこと、考えたことを残していきたいと思う。

最初はヨガ、ピラティス、気功、システマに注目し、体験や通いをしてみた。

どうも自分に合わないようで、続く気配がなかった。

なんだかんだで出会ったのはゆる体操である。ゆる体操は運動科学研究所所長である高岡英夫氏によって開発された。

高岡英夫の主な著書

本のタイトルを見てもらえばわかるとおり、身体開発におけるあらゆる研究を行っている。

続けるうちに、首肩の凝りが取れ、疲労が取れ、寝落ちと寝起きがよくなった。そのうちに立ち方を褒められるようになり、軸が定まっている感じを実感できるようになった。

身体的な変化だけではなく、精神的な安定をところどころで感じるようになった。

たとえば惰性で付き合っている友人関係を終えたり、ずっと残していた思い出が詰まった段ボール箱を一掃した。あるいは苦手な人から罵声を浴びせられても冷静に対話ができる自分がいた。以前であれば、そういった人の対応としてできるだけ早く過ぎ去るように姿勢を低くしていた。

堂々と生きられるようになった気がしている。
正しいことは正しいと言い、間違ったことには全力で謝る。
すべてのことを自分のポリシーと合っているかの基準で考えられるようになり、自分が世界の中心である。

最初は、ゆるむということをただの疲れが取れることや癒されることと捉えていた。しかしどうやら違っていた。

自分を生きることをより引き出してくれるものなのだ。
自分を生きるためのトレーニングと言ってもいい。

続ければ続けるほど変化があるのもおもしろい。
先が楽しみだ。


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