雑記_ワクワク‼︎月岡温泉日帰りツアー‼︎_20240306


そうだ、月岡温泉に行こう。

月岡温泉。新潟市よりちょっと上の新発田市に存在する温泉(温泉街)が有名なとこ。湯の中には硫黄がモリモリ入ってるから、綺麗なエメラルドグリーン色になっているらしい。そんで美肌になるらしい。

俺は生まれてこの方ずっと新潟の地で暮らしてきたけど、住んでるとこの観光名所には逆に行かないよね現象で今まで一度も行ったことがなかった。ので、大学をほぼ卒業したようなもんなこの暇な時期にいっちょ試しに行ってみっか!のノリで行くことにした。ちなみにプチ卒業旅行とウマ娘のハルウララ有馬記念制覇記念のお祝いも兼ねている。ウララ…頑張ったね…。一緒に(別々に)温泉入ろうね…。

新潟駅から豊栄駅まで電車で移動し、そこから出てるシャトルバス(ICカード使用不可&現金のみ¥300-)に乗車。平日閉まってる店もけっこうあるらしいから混雑覚悟で土日に行ったんだけどわりと空いてて良かった。俺含めて10人もいないくらい。バスの中で月岡温泉の歴史についてちょっと語る放送が流れてた。どこで録ったん?って音質で味がある。田園風景と山間部の田舎感。地元を思い出す。

本当に新潟駅からシャトルバス出してくれ…。時期によってあったりするんかな?車無いとアクセスが若干キツい気がする。あと日帰り客向けの帰りのバスが少なすぎる。あるだけマシか。大体泊まりで行くんだろうな。

月岡温泉の主役、白玉の湯泉慶・華鳳は日帰り温泉(ご飯付き)だけで6,600円とかwow!って感じだったので今回は断念。貧乏学生やから…。未来の自分に一番の楽しみはとっておいてやる。社会に出て働いて金持ちになったらリベンジしてやるぞ…待ってろ…今日のところは勘弁してやろう。

なんやかんやでこの月岡温泉の地に降り立った。入り口の橋の上の方にようこそ!みたいなよくあるやつが書いてあった。車通りが意外と多いなって思った。

バス停は新湯で下車した。最初は、源泉の杜(げんせんのもり、もりって一発で読めんくね?)を目指す。何か2個ある??俺のGoogleマップだけ?歩いてすぐのはず。向かう。いやどこやねん。辿り着けんかった。民家と建設会社しかねぇ。断念。動線がもっと欲しい。幻か?わけがわからない。

続いて、あしゆ湯足美(ゆたび)を目指す。どう考えても初動こっち行くのが正解だろ。ドアを開ける。くさい!硫黄が強い!あと思ったより深い!ふくらはぎの真ん中くらいまであった。足首くらいかと勝手に思ってた。そんな熱くもなく気持ちいい温度だった。良き。一応タオル何枚か持ってきてて良かった。若干まったりする。

11:00、徐々に混んできたので出る。何かVtuberみてぇなキャラもいた。トイレの水回りが硫黄で真っ黒になってんのヤバと思った。パイプの中は何らかの対策してんだろな。ここ住むの大変そう。

温泉街ロード。日本酒、せんべい、饅頭の店etc…。ときおりオシャレな店がある。何だろう、廃れてんだか栄えてんだかわからん。ちょいちょいシャッターしまってる。時間が早いから?定休日かも。けど店の前に蒸気出てんのは雰囲気あっていい。大体の店に透明性があるので外から見れるのもいい。冷やかし客に優しい。逆に見えない店はちょっと入りづらい。ここの寿司屋は絶対に高いだろ。

月あかりの庭。歩いてるうちに着いた。謎の円柱のオブジェの集団。夜にはライトアップされて綺麗らしい。昼間でおもんない!けぇる!絶対に夜に来るべき場所やった。

源泉の杜。あった。こっちが本物だわ。バス停旧湯のすぐ近くにあってすごく分かりやすい。飲める湯。手湯でもある。出力が安定しない。けっこうあったかい。

飲む。まっず!マグネシウム味のお湯!?何か金属を溶いて入れた!?硫黄の味がこれか??分からない。まずい。世界一まずいって感じかと言われると疑問だが、飲める範疇でのまずさ。まずい。飲める量に制限があるけどこのちっちゃいコップは何ミリ入るやつ?分からない。まずい。ローソンで買ったホットレモンで口直しする。座りたい。薄い雪でその辺のベンチがあらかた死んでるのがつらい。ここいらのベンチは雪を想定されていない。晴れた時に行った方がいい。旅行って大体そうか。口がまずい。

通りを行き来してみて土産物屋多くてご飯屋さん少ない印象を感じた。冗談抜きでローソンの近くのラーメン屋が一番栄えてた。昼時だからか車めちゃ並んでた。ありゃ俺の見立てだと30分以上は待つね。

全ての店に入って試飲とか何かつまんで食うのも考えたけど流れで何か買うことを想定すると後半のが良いかと思った。せっかくだし泉慶・華鳳の顔を拝んでやろうと思う。散歩する。見た。そんなおもろくもなかった。デカくてすごくてすごいということが分かった。情報のエントロピーが0に近い。

12:00、昼は泉慶の近くのたこ焼き屋さん?に入る。営業しているよな…?営業中のノボリが立ってるしな…。畳のタイプの店。俺しか客おらんくて俺のためだけに火入れて焼いてくれる。気まず!いや、そんなこともないか?15分かかるとのこと。途中でお客さん入って来たけど…これあれだな。地元民しか来なくて常連さんでぼちぼち繁盛してるタイプのお店っぽいな。めちゃくちゃ会話弾んでた。観光客ここまで来ないか?どうなんだろ。けど店員さん優しい感じで良かった。

柔らかいタイプのたこ焼き。(15個¥650-)うまい!わさびと一緒に食べるらしい。うまい!わさびあんまり辛くなくて良い。20個でも全然行けたわ。日和った。満足です。

続いて美人の湯に向かう。本日のメインイベント。

途中で地図上に出てきた手湯の杜ってとこにも行こうとしたけど、Googleマップから目を離すととすぐ己の道を進んでしまう人間なのでふらふら散策してすぐあれっ…ここ民家やん…って引き返すアホ。手湯の杜は結局行けんかった。杜シリーズ1/3しか行けてへん。何なん?何かエルデンリングの洞窟みたいに隠してあってギミックとか解かないと入れない感じか?全ての温泉に浸からないと入れないとかか?俺の探索能力が低い可能性が一番高いな。次点でGoogleマップの更新がされていないかだな。バス停の場所も明記してほしい。俺のスマホが古いだけか?そんなことないよな?知らね。

後でパンフレット見たら杜は源泉の杜しか書いてなかった。1/1でしたわ。ぐぎぎ。



美人の湯到着。

入り口の券売機で券を購入(¥600-)する。おじいちゃん達がわりといた。でも激混みって感じでもない。噂に違わぬエメラルドグリーン。小さめな湯船。全身洗った後入浴。気持ちいい…。

くさいと思ってた硫黄の匂いも何か良い感じがしてきた…。おじいちゃんが歌を歌っている。ちっちゃいガキがはしゃいでる。けど全然許せる。湯の効能が色々書いてあったけど多分"許し"にも効く成分が入っている。温泉に浸かるとか久しぶりだったから癒やしで最高すわ。

入浴中、でかい窓から外が見えた。
雪が一時的に吹雪いて木々を揺らして、そこから止んで陽が差して、幻想的な光景になっていた。
俺の目が悪くなかったらきっと感動してるところだった。湯気と視力の悪さが相まって解像度が低い。カスが。雰囲気は良かった。

壁に解説とかが色々と書いてある。温泉の中の浮遊物は湯花って言って温泉の成分が結晶化したものなんですって。かっこよくてずるい。硫黄泉に入ると体内のビタミンCも増えるらしい。ホンマか?プラシーボで良い感じに増えてる気がした…?いや、本当だろうな?

シャワー浴びて温泉を出る。良い湯でした。上がってから気付いたけど脱衣所の壁には入浴の作法が書いてあった。温泉に入った後はシャワーを浴びたら成分が流れ落ちてしまうので良くなかったらしい…。えぐい!今知ってもしゃあない!飲酒して入んのもダメっぽい。そりゃそうじゃ。危ねぇー。途中で試飲してなくて良かった。

何か壁に書かれた文章によると、掛け湯して湯船入ったあと、角質が溶けた肌をゴシゴシタオル使わずに手で洗って、最後温泉に浸かったあとはそのままで帰るのが正規ルートらしい。邪道を進む者もいます。温泉は初めてか?新入りクン?ちゃんとマニュアルを読んでから行くことをオススメするぜ。うるせー!知らねー!気持ち良かったので全部正解とします。今俺が決めた。

13:30、待合室みたいなとこでフルーツ牛乳を飲む。うまい!いちご牛乳と悩んだ。フルーツ牛乳ってこういうとこでしか見ないのは俺だけ?まぁうまいからそれでよいのだが。風呂上がりの時間何か飲んで椅子座ってチルするのが一番の贅沢を感じる。温泉の余韻に浸る。

14:00、雪降ってるから外に出たくない…。つらい…。日帰り温泉旅行の弱みはせっかくあったまった体を冷やして帰ることにあると思う。じゃあ夏行くべきだったか?いーや冬場の寒い日に行くのが一番コスパがいい気する。いや分からん。いつ行ったっていいな。吹雪が若干収まったので出る。

再び温泉街メインストリートへ。いくつかのお饅頭屋さんと酒の店をぶらりする。何か一個お土産を買いたい。お団子屋さんにも寄りたかったけどわりと混んでたんで断念。

お饅頭の店。10個入りの饅頭をチョイスして買う。色んな味があって嬉しい。粋な店員さんが一個おまけでサービスしてくれた。んー最高!!星5とさせていただきます!バス待ちで食った。うまい!餡がもうずっしりというかぎっしりというかがっつりって感じ。食レポの才能はない。美味しい。

日本酒の店は600エンで3種までの日本酒を試飲できるみたいだった。引き換える権利みたいなのを3個もらって番号が書かれている酒を指名して飲めるシステム。でも番号によってランクがあって、普通の酒なら3種飲めるんだけど、この酒のグレードだと権利を2-3個使用しないと飲めないってやつもあったりしてひょえーと思った。時間的にゆっくり楽しめないと判断して飲まんかった。無念。全部雪が悪い。

15:00、バスを待つ。ベンチがやっぱりちょっと濡れている。この時間帯に豊栄から来たであろうバスには人がわんさか乗っていた。帰りのバスは来たときより客が少なかった。え?どういう事?そもそも帰りのバスのが本数少ないから普通多くなきゃおかしいだろ…って思ったけど、みんな一泊して朝の便ギチギチで帰るんかな?理解。来たときと同じバス停からシャトルバスに乗って帰る。座ってるとき、自分から硫黄の匂いがほのかに香ってきて、あー俺温泉入ったんだなぁって思った。当たり前じゃ。

駅に着いて電車に乗って帰宅。旅行おわり!



いや良い温泉旅行だった!

最初温泉街適当に歩いてる辺りは2時間くらいで良くね?何もない〜って思ったけどフタを開けてみたら丁度いい感じの時間設定だった。温泉でゆったりとできたのが一番良かった。

家に帰ってもまだふとした瞬間に自分の髪とかから硫黄を感じることができる。硫黄の匂いってくっさ!と、何か良いかも…を行き来する絶妙なバランス感覚を持っている気がする。

あの独特な匂いに耐性が付いたので、今後時間があったら硫黄泉にもどんどんチャレンジしていけるかもなって気になった。後はその気になればふらりと温泉旅行に行けるんだぞ!というマインドが根付いたのもデカい気がする。温泉よりその辺の温泉施設のがサウナとか湯船の数とかが沢山あるけど、ありがたさみたいな謎のステータスが高いから精神的な栄養になったような感覚があるんよな。

ほかったので、マジでぐっすり眠れそう。またそのうち行きて〜と思いました。

最後私的旅行計画を置いて終わり。



旅行計画

09:00、最終限界デッドライン気合いで起床
09:45、新潟駅発豊栄駅行き(白新線¥252-)
10:04、豊栄駅着
10:15、月岡温泉行きシャトルバス発(¥300-)
10:39、月岡温泉着(新湯仲町旧湯泉慶華鳳)
10:40、まったりする(あしゆゆたび、温泉街の店ぶらり旅、月あかりの庭、源泉の杜、美人の湯(¥600-))
  〜
15:05、豊栄駅行きシャトルバス発(¥300-)
15:29、豊栄駅着、ここだけシビアすぎる
15:29、豊栄駅発新潟行き白新線(¥252-)
15:49、新潟駅着、旅行全日程終了

お疲れ様でした。

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