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印象に残ったゲーム音楽たち①


はじめに

好きな音楽は何かと聞かれて「ゲーム音楽とユーロビート」と答えるくらいにはゲーム音楽が好きです
が、どの曲がどういう理由で好きだったのかを書き留めておきたいと思い、まずは記事のターゲットを自分と思ってつらつら書いていこうと思います。

※上の投稿は2022年にプレイしたゲームのBGMから打線のようなものを組んだときのものです。

Re:Vanishment feat.Annabel
(セブンスドラゴン3 )

「お前のようなボス曲があるか」
この曲をきっかけにしてゲームのサントラを集め始めました
とあるストーリー上重要なボスとの戦闘曲に使われています

当時自分の中でボス戦の曲といえば壮大・勇猛・迫力といったイメージでいたので、最初から最後まで、メロディから歌詞・歌声まで儚さのあるこの曲が流れた瞬間にゲーム音楽の見方が一つ変わったなと思います。
冒頭の一文はその時の心情を描いたものです(いい意味で)。

ボス戦開始とともにピアノの音から始まり、一拍遅れて歌が入るイントロで引き込まれました

その後の力強くも儚いピアノ伴奏パートが、ここにたどり着くまでの情景とリンクして感極まるボス戦となりました

(プレイ時期:たぶん2015年ごろ)


放課後
(ペルソナ3ポータブル)

「追体験するゲーム音楽」
私は、少なくともプレイをはじめてから数回はOPを1ループ聴いてからゲームを始めるタイプなので、OPのメロディや歌詞をだいたい覚えているのですが、それゆえ同じメロディが別のBGMに取り入れられていると発見がある、というのは多いと思います。

「放課後」はOPの「Soul Phrase」と一学期のBGM「Time」のメロディが使われている曲です。「放課後」には歌詞はありませんが、元の2曲はどちらも歌詞があるので聴いていると脳裏に自然と歌詞が浮かぶ感覚があります。

また、曲名のとおり放課後のコミュ活動時に流れる曲であることと、主人公がよくイヤホンをしているので、「好きな曲を聴き歌詞を脳内再生しながら放課後を過ごす」という情景を思い浮かべることができると思います。
さらに、この場合歌詞を脳内再生するという行為はプレイヤー側が能動的に行うので、物語の追体験という意味で良い構図になっていると思います。

(プレイ時期:2023夏〜秋)

Club Coven
(ガレリアの地下迷宮と魔女の旅団)

※公式音源なしにつき、作曲:佐藤天平氏の公式アレンジCD情報を項末尾に記載

「完全に違うところに来たんだな」
詳しくはネタバレになりかねないので言えないのですが、ゲーム途中でまるっきり違う世界の物語が急に始まり、使えるファセット(職業みたいなもの)も一旦リセットされ今までとは似ているようで異なるものを使うことになります。
この一旦リセットして再出発!というところで最初に挑戦するダンジョンで流れるフィールド曲がこの曲です。

プレイを始めてから上記のところにたどり着くまで数十時間かかることもあるくらいなのですが、この曲は、それまでに同ゲーム内で聞いたどの曲とも全く違う印象を受け、本項冒頭の感想を強く抱きました。

少しだけネタバレに触れるかもしれませんが、「違う世界の物語」が始まる前の世界では登場人物のほとんどが悲惨な末路を迎えるような大変なことが起こっており、文字通り「世界」が「終わって」います。
プレイヤーとしては、それを経験した上でのこの曲なので、イノセントな感じの無邪気な明るさの中にも不穏さ/妖しさが混じっているんじゃないかと、無意識に身構えていました。
これはゲームプレイに関しても全く同じことが言えると思うので、プレイヤーのマインドと曲の印象の抱き方がわかりやすく同調しているというのも印象に残った要因ではないかと思います。
(ああ、この手の/この会社のゲームはこういうことするんだったな・・・と)
(プレイ時期:2019末〜2020春)


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