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【特撮家族・第六話・第七話】後半、相模女子大学グリーンホールのネタバレも含みます

【六話】
桜井: よぉ!髙見澤先生。小説順調じゃないですか。映画も撮るとか言いそう。

高見沢: 今のところ何とか締め切りに間に合ってるけど、結構考えて創ってるんだから。
それに映画撮るって、ちょっとした短編や予告編だけでも2千万円くらいかかるの。そのときは桜井のポケットマネーよろしく。

桜井: いくら高見沢でもそういう金は出しません。
そもそも腕時計を何のために着けてるの。俺は遅刻したことはありません。それに比べてお前はどうよ。なあ、そういうヤツに貸すか?

高見沢: それはさぁ… 出してくれるの3百万円くらいでいいよ。

坂崎: バツー!バツ、✕!
高見沢の負けー!

高見沢: なんだよ坂崎まで。手でバッテン作って。
じゃあさあ、映画じゃなくて戦国武将をイメージした健康茶とかグッズで売らない?

桜井、坂崎: ダメダメダメダメ!

高見沢: 2人して大袈裟に手を振ってダメ出ししなくてもいいじゃん。

坂崎: これで通じないなら…桜井、俺を肩車して。

桜井さんは坂崎さんを肩車して腕でバツを作り、坂崎さんは桜井さんの肩に乗ってバツを描いた旗を大きく振るのでした。

後書き
お三方をイメージしたお茶をグッズ販売したら欲しいと思いませんか?

【七話】
坂崎: 約3年ぶりの相模大野よかったね。嬉しくてピックいっぱい投げちゃったよ。

高見沢: 桜井の秩父音頭の意気込みもすごかったけど、ブランデーの飲みっぷりも見事だったよ。

桜井: 見事じゃねぇよ。麦茶じゃねぇか。酒は本番中に飲むからいい声が出るっつうに。

高見沢: 本物の酒はだめだよ。桜井の神道領域広がり過ぎちゃって五十周年前に寿命減殺になっちゃ困るしさあ。

桜井: いやいや飲むほど頭が冴えるんだって。そんなこと言うならお前の「私的恋愛論」は本当は深酒反省論だろ。
それにお前はMNRだからな、マネー・ノー・リターン。未だに俺が貸した金返さない。勝手に俺の小豆の缶詰め食う。ベースの弦はぶった切る。今度こそストレートに聞かせてもらうぞ。

高見沢: だから代わりにアンプ譲ったじゃん。

坂崎: 高見沢と桜井じゃ、近くにいても時間軸が違うんだよ、きっと。
でも三人でライブやってるときはそれを越えられる感じだよね。お客さんの熱意があると、時間の流れを止めたり戻したりしている感じだもん。

高見沢: 本当そうだよね。
文明が発展し過ぎて変なものが蔓延するとなんか退化した気がしてさあ。早くあの白いのが取れて、Happyって言ったらHappyって笑って欲しいよね。

後書き
Happyって大きくロゴの入ったマスクしたらお三方に思いが伝わるかしら

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