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2023の整理

 去年よく聴いていたプレイリストを再生しながら勉強してみた。ここにその曲を聴いて思い出したこと、感じたことを記して過去を整理しようと思う。あくまで記録だということを留意しながら読んでほしい。

 Amber'sのDesireが流れてきて、夜職をしていた夏頃を思い出した。年齢が離れていても私を性の対象として見る大人がこんなにいることと、容姿やスペック、全て数字で見る世界に身を置いて、自分も少し、周りをそんなふうに見てしまっていた時があった。はじめはおじさんに、肩を触られたり、暗にホテルに誘うことを言われたりしただけで吐き気を感じていたが、しだいに、おじさんに触られてもそれほどなんとも思わないし、ホテルの誘いもうまくことわれるほどに麻痺していた。街で周りからどう見られるかもそこまで気にならなくなっていた。しかし、最終的にはおじさんと話すことにとてつもなくストレスに感じて辞めた。美味しいお酒と食べ物を知れたことと、どんな人と関わるかによって、自分自身は変わるということをしれたのは良かった。P活や同伴の人達を飲食店で見て、効率の良いお金の稼ぎかたに少し戻りたくなっても、自分が変わってしまうと、ブレーキを踏めるようになった。それに彼に後ろめたいことはしたくない。あと、仕事終わりに酔っ払って一度、ホストに行ったけど後悔の方が大きくて、ハマらなくて本当に良かったと思う。

 indigoの想い切りは本当によく聴いた。だって宮脇さんとは半年も会っていたから。元彼と別れてすぐセフレになった。私に性のことを教えたのは彼だ。他にたくさん女の人がいて、私は夜中に都合よく呼び出されて行っていたから優先順位が低いことに、少し辛くなっていたけど、別に彼に恋はしてなかった。ただ彼と過ごす時間が好きだった。柔軟剤の香りがする肌触りのいいベットで、彼の体温で温まりながら過ごす時間が好きだった。全てがどうでも良さそうな彼と過ごすのは楽だった。行為の時間よりも、彼が素に戻って、なんでもない普通の話をする時間のほうが好きだった。静かにおもしろかった。行為にしか興味がない人だったけど、不意に見せる寂しさのようなものだけ、愛おしく感じてしまっていた。ドライな彼が、急にぎゅーしてって言ったり、水を飲みに行く私に、寝ぼけていかないでと手をつかんだりしてきて自分の寂しさと彼の寂しさを重ねていたんだと思う。白で統一された物が少ない綺麗な部屋に今も時々、また行きたくなる。

 クリープハイプの君の部屋が流れた。これは年末によく聴いていた。大学で私からナンパした襟足が長くて、ヴィヴィアンのオーブネックレスをして、口ピアスをチェーンで耳のピアスと繋げていた男と出会って捨てられた頃だ。NANAのシンというキャラに影響を受けてそのネックレスとピアスはしてたらしい。会う度に部屋で、NANAを見ていた。みながら行為をした。ハチというキャラクターが男に流されやすく弱い自分に似ていて、重ねてしまって彼の隣でこっそり泣いた。この頃は特に本当に私はおかしかったから、彼が急に彼女ができて会わなくなって、彼女いるなら他の女とやるなよという私の言葉を無視してブロックされたことにムカついて、彼女にその事実をバラすなんてことをした。躁状態で気が大きくなっていたんだと思う。向こうも私を頭がおかしい、めんどくさい女に関わってしまったと後悔してることだろう。NANAもヴィヴィアンも最初は彼の影響だったけれど、私の本当に大好きなものになった。

 もっとたくさんの男たちと会っていたけど、案外思い出せないものだ。猫耳の男なんてすごく執着していたのに、顔の良さとセックスの断片しか覚えていない。元彼のことはもう書きすぎているから、やめておいた。セフレがいる日々も夜職をしてた時期も、あれはあれで楽しかったかなぁと思う。今日は当たり、今日は外れ、そんな毎日でも明日も進んでいかなくちゃいけないから(クリープハイプ 「陽」)と生きていた。ちゃんと奈落に落ちていってたとも思う。去年は病気がどんどん悪化していっていたのだろう。性に奔放になるのは、躁鬱の症状でもあるし。元彼に浮気されて捨てられて、その傷を自分で深くするような行動をとってしまった。自傷行為と変わらないと当時、姉に言われてもそうすることでしか自殺を避けられない、生きられないんだよと思っていたが、今ではあれは自傷行為とわかる。性に奔放になって自己破壊していた。でも、「First Love 初恋」というドラマのセリフにある「どんな出来事も人生にとってはかけがえのないピース」と私は去年の出来事全てに思っている。過去の出来事は変えられない。でも捉え方は変えられて、過去の出来事が今の自分と未来の自分は形成される。すべての出来事には何かしら意味があり、それを通ってでしか今の自分にはなれない。今の行動で未来は変わる。正当性を大事にする私はそう思うようにしているだけかもしれないけれど、そう思うことにする。

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