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空想の雲に乗る

頭が痛いから動けないのか、動かないから頭が痛いのか。

体は正常に動くけれど、頭と耳と目の歯車がずれているような感覚。
音はうるさいし光は眩しい。仕事のことやストレスがかかることは考えたくない。
思考が続かなくて幼児みたいに泣き出してしまう。


あ、鬼滅の刃は読める。


いつだってファンタジー、君は私の味方

物語が好きだ。小学校の頃から図書館と本屋に通って本をよく読んだ。
ハリー・ポッター、ダレン・シャン、創竜伝、コバルト文庫の少女小説、
題名忘れた、香月日輪先生の本。
妖怪とか伝説とかは今でも大好きだ。

中学校では漫画にもはまって腐女子にもなったりした。
テニスの王子様、最遊記。
自分でキャラクターまとめ直したり。
だんだんキャラクターで妄想したりグッズを集めたりする楽しみ方よりも
物語そのものの展開や要素、表現について考えることが楽しくなった。

大学で文学部に入り、読むことが勉強になったら、だんだん文章が理解できなくなった。うつ気味だったのかと思う。

その分、ドラマや映画を見た。

就職してからも、休日はTSUTAYAでDVDを借りて見ていた。毎週5本くらい借りて見ていた。

もちろん今はNetflixとAmazonプライムに登録している。
土曜日、部活が終わった後、お昼にご飯を食べながら、洗濯物を干しながら、明るい部屋でホラー映画を見るのがストレス解消法だった。
寝落ちしてしまって、起きたら主人公が死んでいた時は一人で笑えた。

今、映像を見るのは疲れる。まだ長い文章を読む気力もない。
実家に戻ってきて、本棚にある漫画に心を救われている。

現実とは違う世界に没入すると心が軽くなる。
自分の物事が前に進むわけではないことはわかるけれど、
その場所があるだけでありがたい。
仕事とも関係ない、何の役にも立たなくていい。
そういう場所がありがたい。

いつからか時間に追われ、意味のないことはしたくないし、
やるからには得られるものが欲しかった。
気持ちばかりが焦って、結局何も手をつけられずに無為な時間を過ごしたり、
一気に色々始めようとして疲れて頓挫したり。

いつまでも不器用だ。

そんな私でも、物語は楽しめるようです。本当にありがたい。
どんなに離れても、ずっと読み続けて応援してきたファンではなくても、
手にとったら楽しませてくれる物語。
100%肯定してくれて迎え入れてくれるので、危うさも感じるけれど
読むことで私の頭の中に居場所ができる感覚に今は救われる。

パンズラビリンスの予感もあるが、まずは私の味方。

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