秋の夜長はサイコホラー。故人が遊ぶ「ドットホラーストーリー」
秋のご挨拶
こんばんは。秋ですね。皆さん秋と言えば何を思い浮かべ
サイコホラーです(詠唱スキップ)。
僕は生前から「病んだ精神」が好きでした。鬱々としていて暗くて底の知れない、まさに深海の様なこの世界は目を惹きつけてやみません。可能ならばメンヘラの精神世界に潜り、その闇を目いっぱい楽しみたい。
ですがそれは不可能なので……
買いました。
「ドットホラーストーリーダブルパック」。
この記事では1の最初だけお話しておきます。
ドットホラーストーリーって何?
主人公は、有名法律事務所の会社員である「プライス」。彼の野望は、事務所の共同経営者となり、そして巨万の富を得ることである。ある時、彼は、とあるマンションの住人たちを、家賃滞納や新たな高速道路の建設のため、といったさまざまな理由から、立ち退きを迫るという任務を受ける。自分の祖母が暮らしているとも知らずに・・・住民たちを追い詰める中で、次第に大きくなる「罪悪感」によって、彼の精神は病みはじめ、やがて「幻覚」を見るようになる・・・
え?あの人プライスのおばあちゃんだったの?
最初から病んでた様な気もしますがまぁいいでしょう。
余計な補足をしておくと、原題は「DISTRAINT」。コーヒー大好きボロマンション暮らしの主人公・プライスがマンションの住人や森で暮らしてる人、あとなんかヤク中を法律と仕事の関係上仕方なく立ち退かせた結果、どんどん暮らしが豊かになってどんどん病んでいくゲームです。
どんな風に病むかはやってみなくちゃ分からない、分からなかったらやってみよう!(プリチャン語録)
キラッと始めてみた!
何の説明もなく国旗が表示されました。僕は日本で死んだので、とりあえず日本を選択しておきます。
するとどうでしょう。
いい感じに怖そうな画面が、チープなクソデカタイトルで台無しになって現れました。
オプションで明るさを上げまくって、いざニューゲームへ。
「魂を売り、心と体が腐っていった」という「私」の懺悔の後、物語が始まります。
1件目 家賃滞納者・グッドウィン夫人
「こんな時間に来なくてもよくない?」という突っ込みは野暮です。これはサイコホラーなので。
謎のキィキィ音が交じる環境音に怯えつつ、エレベーターの右から3つ目の所にあるグッドウィンさんのお部屋に向かいます。
場所は合っているらしいのに追い返されてしまいます。やっぱり夜中に来たのが悪かったんでしょうか
改めて他の部屋を探してみました。
事前に全部の部屋は調べていたのですが……おかしいですね。夜逃げしたのかな?
仕方ないので最後に真ん中の部屋を見てみましょう。
なんと真ん中のお部屋でした。プライスが間抜けなのかプライスの上司が無能弁護士なだけか分かりませんが、ひとまず中に入ってみましょう。
家庭訪問(さしおさえ)
という訳でグッドウィンさんのお家にやってきました〜〜〜〜〜!!!
どうにもなりませんでした。
グッドウィンの皆さん、いかがでしたか?
グッドウィンさん、日本じゃこういう時は内臓を売ったり東京湾に沈めるのがオチなんですよ。
でもプライスは優しいから何かしてくれるよね!?
プライス=サンのサシオサエ・ジツが発動!
「アイエエエ!!サシオサエ!?サシオサエナンデ!?」
グッドウィン夫人は号泣!! 現実は非情である!
上記にはメソメソしているグッドウィンさんに掛けるオススメの言葉を書いていますが、プライスは「心中お察しします」という塩対応。
勝手に部屋を漁って失礼な言葉を重ねていくプライスには……
うわー!!見てくださいよ先輩、血のカーテンですっ!!(美少女の後輩)
結局プライスはコーヒーをもらえなかったので、焼いてたブルーベリーパイも食べずに部屋から出ていきました。
しかし……
帰りのエレベーター、動かない。あとなんか腐った肉の部屋の扉が開いた。
どこも開かないし見に行かないといけない。
という事になってしまいました。
やるぞ〜〜〜!!!
銀の龍の背に乗って調べに行こう 腐った肉の部屋を
開幕死体で草も生えません。しかもよーく見ると銃で自殺したらしく遺書まで置いてありました。
メモがある
自業自得だ
クソくらえ
ここがプレバトのスタジオなら問答無用で最下位才能ナシにされてましたね。でも後から評価される流れもありますから、ほら。気を落とさないでください。
まぁ落としたのは命なんですけどね〜!!(アメリカンジョーク)
さぁ探索するぞ。
氷を見つけたけど使用用途が分からないな。
氷をオーブンに入れたら鍵が出てきた
熱でもあんのかな
氷から鍵が出たので玄関前の扉の鍵を開けて……
本の整理をしてたら出てきたカーテンの隠し扉を開けると……?
タイトル画面にいたおっさんがいました。
マクデイド、ブルトン、ムーアさんです。
金の事しか考えていない金持ちのおっさん達はグッドウィンさんを差し押さえたプライスを褒めて、あと2人片付けたら仲間に入れてやると言いました。
僕は無職の女の子なのでおっさんの国をさっさと抜けて、昇進と道徳心の間で揺れ動きながら帰ります。
そう簡単に帰れると思うなよ
帰れません。
エレベーターがない廊下に着きました。
今度はどのドアも開いてない。
何の事?ブルーベリーパイの話?
それともプライスの精神状態がおかしい話?
わっかんないなぁ〜……
……
オンギャアアア!!!!!逃げろオォォォ!!!!!
ウオオオオオオオ!!!!
ヌオオオオオオオッ!!!!
ンギィイイイイイイイイイッッ!!!!!!
ハッ!!
……なんだ夢か。
とりあえずコーヒーでも飲もう……
ドットホラーストーリーは面白いよ
これで1章は終わりですが、サイコホラーの本番はここからです。
犬ちゃんがキツネをゲットワイルドしてたり、
プライスが唐突にミシュコアトル(アステカ神話の火の神)になったり、
老人ホームが終わってたり、
サイコパスごっこができたりします。
地雷ゲームみてぇなタイトルなのにストーリーが結構良くて、環境音も演出もちゃんとめちゃくちゃ怖い。難しい謎解きはほとんどなく、(あるとすればヤク中の所の時限式トリップ迷路ぐらい)わりと短時間でクリアできました。
続編は更にサイコ要素が強くなり、表現もパワーアップしています!
「理性」や「苦悩」、「慰め」など心を構成する様々な存在との関わりによってストーリーが展開していきます。もちろんこれも簡単に遊べてすぐ終わりますよ。
お値段どうでしょう
こちらセットで1500円……なのですが、2022年11月3日まではなんと400円となっております!!!
これまでタイトルが地雷だから買うのはヤメと避けていた皆さん、今がチャンスです。
秋の夜中にサイコホラーを楽しんでいきましょう。
それでは僕はハーヴェステラを楽しみにしながらブレイブルーをやろうと思います。
長いこと読んで頂きありがとうございました!!
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