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メタバースを楽しむ鍵は「身体性の獲得」!独自プラットフォームが厳しい理由 #メタバース

皆さん、こんばんは。今日は質問いただきまして「メタバースに参入するときに、どのプラットフォームを選べばいいんですか」「独自プラットフォームでのメタバースってどう思いますか?」。これに答えていきたいと思います!

メタバースは身体性の獲得が大切だよね

いきなりですが、メタバースの「身体性の獲得」できてますか?。メタバース上に自分の体が存在して、自分が走ってる感覚、ジャンプしてる感覚、隣に人がいる感覚が身につけられているかどうか。今後メタバースが流行っていく中で、この「身体性」を持っているかどうかが大事なポイントになっていきます。

余談なんですが。「身体性の獲得」という言葉は、タイムツリーCEOの深川泰斗さんから頂きました。僕が「メタバースを自分事に感じるくらい慣れなきゃだめなんです」って話をしてたら、深川さんが「メタバースの身体性の獲得なんですね」とズバッと一言でまとめられて感動しました。

メタバース内の体も自分の体として動けせるかどうか

メタバースに限った話でもなく、Twitterで生息する肌触りみたいなものってあるじゃないですか。Twitterでの人との距離感とか。TikTokでもInstagram にもあるはずです。TikTokの肌感覚を身につけてないと、まず何を見ても、どこか他人ごとみたいな感じに見えると言うか。その場の情報が無機質に見えるんですよね。今のインターネットにおいても各プラットフォームの「慣れ」「感覚」は大切です。

メタバース慣れしてない人は感動できない

しかし、企業がメタバースに参入する場合に、ブラウザからアクセスさせたい。メタバースに触ったことがない人にも届けたいって言いがちです。でも今日初めてメタバースを触る人だと、どんな素晴らしい空間に入っても感動するまでのハードルは高いんですよね。感動よりも、まず操作方法がわからない、左を向くにはどうすればいいのかって考えながら動かなきゃいけないんです。頭で考えることが多すぎて、素直に感動が入ってこないんですね。

フォートナイトで星野源さんのライブがあって、僕は友達と一緒にライブ体験をしてめちゃくちゃ感動したんです。ですが、初めてフォートナイトにログインして人に聞いてみたら「なんか画面を見るだけだったね」という感想でした。プラットフォームの身体性の獲得の大切さがわかった1件でした。

https://www.epicgames.com/fortnite/en-US/news/gen-hoshino-to-deliver-a-soulful-performance-in-the-fortnite-soundwave-series

なのでメタバースに参入すべきポイントは、すでにそのメタバース空間の身体性の獲得した人たちが感動してくれるかっていうのを何よりも大事にしなきゃいけないところです。 さらにメタバースの身体性の獲得をしているユーザー数が多いプラットフォームははどこなんだろうってポイントで選んでいくべきです。機能が多い、グラフィックがいいよりも、その空間に馴染んで、その空間で生活している人達が多いプラットフォームを選ぶのがポイントです。

独自プラットフォームは身体性の獲得の点で不利

過去の日本企業のメタバース参入を見ていると、各社で独自のメタバース作ってる事例も多いです。自分たちで作れば機能的には何でも追加できます。しかし独自プラットフォームにお客さんが入ってきた時に、お客さんはその世界感をリアルに感じられますか?身体性の獲得ができていますか?っていうところなんです。そこをクリアしてないと、どれだけ機能を詰め込んだメタバースを作っても、初めてのお客さんが楽しんでくれることは難しいです。

日本の接客業は世界に通じるのでは

メタバースは日本にとってチャンス

これから来たるメタバース時代のために、もっともっと日本もメタバースの身体性を獲得できるといいんじゃないかなと思います。日本の接客業のレベルの高さを武器にメタバース内で働けば、自動翻訳も使えると言語の壁もなくなって、日本にいながらアメリカ企業に雇われてメタバース世界で働けます。家にいながら時給3000円くらい貰ってドルを稼げる時代になると思うので。メタバースの身体性の獲得をできているとバイトでも結構稼げちゃうんじゃないかなみたいな気がしてます。

フォートナイトのクリエイターも日本人はレベルが高く、世界レベルで活躍できる人が続出するんじゃないかなと予想してます。特にゲーム領域だと、言語の壁が必要ないのは大きいですね。

今日はこんなところで!ありがとうございました!

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