メタバース活用のマーケティング事例!コカコーラ、Timberlandらがフォートナイトを利用 #フォートナイトクリエイティブ #メタバース
フォートナイトのメタバースも少しずつ認知されてきてますか?弊社の作品も約100日で100万人が来場したということでニュースになりました。これから、日本でもフォートナイトのメタバース活用が非常に増えていくんじゃないかなと思います。
じゃあ海外ではどんな感じでフォートナイトが使われているのかっていうのを紹介していきましょう。まず企業がフォートナイトのクリエイティブ機能を使って自社PRをする場合ですね
フォートナイト非公式でも自由に空間作れます
フォートナイトのクリエイティブモードからは、自分たちで独自の空間を作ることができます。フォートナイトのアセットを組み合わせることで、都市を再現したり、ファンタジー世界を作ったり、オリジナルのゲームを制作できます。しかも無料で使えて、無料で公開できるので、世界中の企業がクリエイティブモードを使った自分たちの空間を構築してます。
企業の事例を紹介していきます。
これはコカコーラの事例です。コカコーラはサイバー空間の中にドット絵的なコカコーラのロゴを作って、その中を飛んだりジャンプして遊べるアクションを制作しました。
Timberlandはブランドイメージそのままに、アウトドアの砂漠ステージ、森ステージ、雪山ステージの三つが入った超広大なマップを制作しました。自然の中を駆け巡って進んでいくというゲームですね。スタート地点には大きいTimberlandの靴がオブジェクトとして置いてあったりもしました。非常に良く出来ていましたね。
ホンダのUSAは大きい車がドンっとマップのど真ん中にある世界でした。人間の高さで言うと10倍〜15倍ぐらいある大きさの車がドーンとあって、その周りを近未来感ある都市がぐるっと囲んでいる。その中のビル群をアクションゲーム感覚で進んでいくという体験型アトラクションになっています。
スナック菓子ドリトスがフォートナイト用に作ったマップもあります。まずポータル的なワールドがあります。そこからアクションゲームに飛べるリンクがありました。このアクションゲームはひたすらトライアングルのオブジェクトがいっぱい出てくるよってくらいで、そこまでドリトスアピールは強くなかったです。もう一つはバトル系のゲームを作ってました。特にポータルが非常に見た目のインパクトも強くて、ドリトスの看板もしっかり出てました。
ここまではフォートナイトの非公式マップとして制作されたものです。自分たちでクリエイティブ機能を使ってワールドを作って公開した例ですね。
メタバースの中でECもできない、サイトにリンクを飛ばすこともできませんが、現段階ではZ世代向けのブランド認知獲得のためなんじゃないかなーというところです。
フォートナイトのメタバースを作る世界のスタジオ
上記の企業メタバースは、フォートナイト公式が作ったのではありません。すべて、元々は素人だったクリエイターたちが、チームとなり、現在では会社となった制作スタジオが作っているんです。こうしたスタジオは世界にいくつかあります。BEYOND CREATIVE、ALLIANCE Studios、Vysena Studios、Zen Creative、PWRあたりが強いです。ここに弊社のNEIGHBORも食い込んでグローバル企業からの受注を獲得するべく動いております。
公式コラボではスキンの販売ができる
ここからはフォートナイト公式のコラボを一部紹介していきます。例えばフェラーリがバトロワの中に車を出して乗れるよっていうことをしました。
最近話題になったのはドラゴンボールですね。フォートナイトの中で悟空とベジータのスキンを販売しました。よくあるゲームのコラボと違う点は、このコラボでかめはめ波も撃てたし、筋斗雲にも乗れました。でもそれはお金を払わないと遊べないものではなくて、基本全て無料でかめはめ波や筋斗雲がバトロワ中に落ちていて、全部無料で使えるんですね。
あくまで悟空やベジータになりきれるスキンの販売だけ有料なんですよ。それでも、おそらくすごい売れてました。コラボした当時は、かめはめ波でアルファベットで検索すると世界中でもかめはめ波を撃っている海外のプレイヤーたちがゴロゴロとりました。過去最高にコラボで盛り上がったんじゃないかな。今までもコラボで言うとアイアンマンとかバットマンもやったし、いろんなコラボあったんですけども一番盛り上がったかなと思います。
また、ファッションブランドのBALENCIAGAとコラボしてました。これも有料で買えるBALENCIAGAのパーカーを着たキャラクターを販売したりとか。実際のBALENCIAGAの店舗ではフォートナイトっていうロゴの入ったパーカーを販売したりしましたね。
他にも本当に公式コラボって言うといっぱいあります。現代アーティストのKAWSとコラボしてたりとか、Nikeエアジョーダンとコラボしたり、大坂なおみさんのスキンも販売してます。日本だとストリートファイターもコラボがありました。スターウォーズのコラボではダースベイダーが敵として出てきたりとかありました。
日本でもフォートナイトのスタジオが必要
こういう状況があるので、日本でもちゃんとフォートナイトのメタバース制作会社は必要なんじゃないかと思ってメタバーススタジオNEIGHBORを立ち上げました。それでも海外ではね、どんどん始まっているわけです。コカコーラみたいな超グローバル企業をクライアントに持ってるわけですよ。なので弊社も急いで海外企業からの案件を取って行かないと置いていかれるなと思ってます。
弊社が海外企業のクライアントが取れなかったとすると、1案件あたりの単価が国内でだけで戦ってるのとは違ってきちゃうんです。そうすると海外の制作スタジオは資金力が高まり、いい人材が取れる。ノウハウの蓄積もしていきます。対して、出遅れた日本の制作スタジオはチャンスが減っていきます。
日本のクリエイターは世界トップレベルの技術力
なので弊社も国内で一緒に皆さんとやりたい所はありつつ、ちゃんとグローバルスタンダードなスタジオとして目立てるようにします。日本のクリエイターは能力としては間違いなく圧倒的に世界ナンバーワンって言えるぐらいです。
しかし海外のスタジオが成長していくと、日本のクリエイターも海外に出ちゃいますよね。。そうなった時に、資金力でまけて、クライアントの大きさで負けて、技術力でも勝てなくなっちゃうんです。なので、今から日本のクリエイターたちが日本でも活躍できる場所を作っていくっていうのが今後の日本のメタバース市場としては大事なんじゃないかなと思っております。フォートナイトに限った話だけでもなくてね。
もっと深掘りしたいところでありますけども。今回は海外の事例ということで、この辺で終わりにします。ありがとうございました。