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大阪君を飼うススメ。

今日はのーーーんびりさせてとらいました、
ユキですこんばんは。

さて。
出演者目当てで観たにもかかわらず
内容にどハマりし
原作本に手を出した2001年の映画。
「ココニイルコト」

もう20年前なんですね。
原作は最相葉月さんの「なんといふ空」

何回も何回も読んでるエッセイ集です。
映画に使われた原作部分は
ホントに冒頭の冒頭。
1200字にも満たない箇所です。
全部が原作だと思ってたので
若干拍子抜け!笑
最初の2〜3ページで
「もう終わってしもた😫」

でも!でも!
面白いんです。
最相葉月さんの繊細な文章力。
場面の切り取り方。
すごいんです!(憧れ)
独特の表現をしているわけでも
クドイ言い回しを使ってるわけでもなく
スーっと読めるなんの変哲もない
文章のように思わせながら、
ちゃんとココロに響かせる。
この編だけでなく、全編に渡ってそうだし
しかも読むたびにちょっと違う発見を毎回する。
どうなってんだ??

さて。
冒頭の原作部分。
筆者である最相葉月さんが
同僚の大阪君との思い出を綴っています。
(ちなみに目当ての俳優さんはこの大阪君でした)
その2.3ページのうちに
大阪君は若くして心筋梗塞で亡くなるんです。
通天閣の足元にある古道具屋さんに
行くのが週末の楽しみだった大阪君。
この編の最後。筆者は

「こんなんやけど、まだ生きててええんやろか」と聞くと、通天閣はこう答えてくれる。
「好きなように生きたらええんとちゃいますか、はあ」
と、無責任だけど温かい大阪君の顔をして。

と、締めくくります。
はい、ここで涙ツー😭ですよ。
脳内再生は例の俳優さんと
最相葉月になりきってるワタシ。
おぉ、ちょっと話がズレました笑

この大阪君ね、ワタシたちのココロに
必要じゃありませんか?
頑張れ!と励ますでもなく
わかるよわかるよ、と寄り添うでもなく
ただそこに居てくれて、
ただただワタシを肯定してくれる大阪君。

求ム、大阪君。

この大阪君。映画では前野君になってます。
10数年後に倍返しする人になってるとは
思いませなんだ。

というわけで、今日も最後までお読みいただきありがとうございました♪


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