取っ手に感謝


皆さん、ドアの取っ手に感謝したことはあるだろうか。
押すのも引くのもスライドドアでも、取っ手が無かったら大変なことになる。
引っ張れないのだ、引けないのだ。
押すのは出来そうなもんだが、だがドアにはラッチがある。
だから単に押すだけでは開かない。
そう考えると取っ手には感謝だ。
家中のドアや引き戸に取っ手がないことを想像してほしい。
まず外から帰ってきた時、最初の難関は玄関ドアだ。
外から帰ってきて玄関ドアを外側に開きたい。
でも取っ手がない。
最悪だ。
荷物を持っていたら手が塞がっていてもっと最悪...
いや、手が塞がっていようが何だろうが、そもそも取っ手がないから関係ない。
指を壁と玄関ドアの隙間に引っ掛けて何とか引っ張る。
かなり重い。
最近のドアは分厚いから。
くぅ〜、指が痛い。
.....
ようやく玄関ドアが開いても、試練は次から次にやってくる。
脱いだ靴をシューズクローゼットに入れたい。
くそ、またしても取っ手がない。
ポチっとしたつまみがないんだ。
観音開きのシューズクローゼット。
仕方がないので扉と扉の隙間に指を引っ掛けてこじ開ける。
不便すぎる。
.....
さて、帰ってきたらまずは手洗いね...
あ、その前におしっこおしっこ。
もう漏れそうだわ。
しかし当然トイレのドアにも取っ手はない。
あー!漏れそうだというのに!だのに!だのに!
あ...
ジワ〜...
残念です。
仕方なく床を雑巾で拭きます。
この歳でまさか...
もう下半身がぐちょぐちょだわ。
仕方がない、お風呂に入りましょう。
お風呂の扉は「くの字」に折れ曲がるタイプ。
洗面室からはノブを引っ張って開けなければならない。
逆に浴室から出る時は扉全体を押せばいいだけなので問題はない。
そして今回のは厄介です。
なぜならばドアみたいに単純じゃないから。
真ん中でくの字に曲がるから、意外と開けるのに力のコツがいるのです。
しかも浴室のドアは意外とガチャンとしっかり閉まっている。
だからなおさら開けにくいのです。
おしっこを漏らしてさっさとシャワーを浴びたいと言うのに、くそ。
シューズクローゼットの重さとはわけが違う。
扉がびっちりハマってやがるぜ。
これは両手の指で思いっきりいかないと開かないぞ。
ガコン!
ようやく開きました。
指が千切れそうです。
.....
これが車に乗ることになったらどれだけ大変でしょうか。
車のドアに取っ手が無かったら、一体どうやって開ければよいのでしょう。
車のドアはしっかり閉まっています。
ですから指ごときじゃもうどうしようもありません。
もうこうなったらバールでこじあけるしか方法はないのです。
傍から見たら完全に車泥棒です。
でも車のドアに取っ手が無かったら、みんなバールを持って車泥棒よろしくやらなければ乗れないのです。
街に出たらどうでしょうか。
考えるだけで頭が痛くなります。
やはり取っ手は偉大なのです。
取っ手がないのはティファールだけで十分なのです。
取っ手の取れる〜♪とび〜ら♪
では、みんな困るのです。

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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。