ハロー!ンハイ🎵 3

ブラウスのリボンを綺麗に整えてくれたのは、いったい誰だったんだろう。

女の子らしいことが苦手で、私は中学のセーラー服の白いナイロン地を調えようとしたことほぼ皆無。いつも友達に整えてもらっていた。
でなければ筒に通しただけでだらりと垂らしたままで放置、気にも留めたことがない。

みかねた竹浦先輩だったのか、それとも同級生だったのか…
なにせ、寝室での一件以降しばらく記憶がないのだ。

入学式当日でいえば
何人かの同級生を、確認はした。

同じ県出身の愛弓と双子のまいとまお、静岡県出身の一子。 理由はシスターの先輩同士が仲が良かったからだろう。

そして多分、集合写真を撮った。
これは記憶にないけど、写真を見た覚えがあるし、
リボンが綺麗だったのを確認したから。。。

次に覚えている風景は焼却炉に続く小径

入学後1ヶ月未満というところか

私は竹浦先輩と二人大きめのポリバケツをぶら下げて歩いていた。

どう? お友達できた?
寮生活には慣れてきたかしら?
困ったことはない?

寮生活に慣れてきていたかは覚えてない。
困ったことはとりあえずなかった。

友達は…

正直に言って、失望してます
話していて表面的には楽しいんですけど、
それだけなんで。

竹浦先輩のことは本当に好きだった
先輩風吹かしたりしないし、心底優しい人だったから。

だからこそ、本当の私の気持ちを伝えたのにー

この後、優しいからこそ危機感を抱いた先輩は賀来先輩に相談してしまう。

そりゃそうだろな
今の私にだったら理解できる流れだ

他愛ないおしゃべりが、気付かぬ内に一発目の試練の引き金を引いていた。

自意識過剰、余剰の15才にとって

女子寮って、オンナ社会ってこういうもの事典のいっページ目

うまく書けるといいけど

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